成功にはなんのトリックもない。
私はいかなる時にも、
与えられた仕事に全力を
尽くしてきただけだ。

   ~カーネギ-の言葉より~


目の前にある仕事を誠実に行ってこそ、
成功への道があるのだと思います。
コツコツと小さな仕事を積み上げてきたから、
大きな仕事が成し遂げられる。

一攫千金や棚から牡丹餅を狙うより、
ブレイクスルー(困難や障害を突破すること)を考えると、
成功への突破口、問題解決の糸口が見えてくるでしょう。

仕事とは、
「何かを作り出す、または、成し遂げるための行動」といいます。
成し遂げられなかったものは仕事とはいいません。
成し遂げるためには、日々の努力が必要なのですね。

人間誰しも間違いや失敗は起こします。
しかし、決定的になるのは、間違いや失敗をした後の対応なのではないでしょうか。

時々、「部下に反省の色が感じられない。自分の言葉が響いていないようだ」という上司の方からのお悩み相談を受けます。
失敗をした本人は反省しているとは思うのですが、心から反省しているように見えないのは何故でしょうか?


落ち込むだけではダメ!
周りも認める「上手に反省する方法」


では、反省とは何なのでしょうか。反省とは、自分の失敗を認め、何がいけなかったのか、なぜ失敗したのかを探り、次にまた同じ過ちを起こさないようにするためにはどうすればよいのかを考え、成功する方法を考えて次につなげるプロセスです。
反省がきちんとできている人は意外と少ないもの。反省ができていない人の多くは、こうした“反省のプロセス”が全く機能していないのです。

ここで、私の考える“反省のプロセス”を具体的に紹介していきたいと思います。

きちんと反省したい人は今一度、自分の「失敗」がどんなものだったかを振り返ってみましょう。自分の失敗を認めたら、まずは自分が失敗してしまった原因を探しましょう。

原因を探すため、最初に一つ一つの行動を振り返り、どこの時点で失敗する方向へ向いてしまったのかを考えるとよいでしょう。スケジュール管理ができていなかったのか、リスクを予想しきれていなかったのか、ケアレスミスだったのか、仕事パートナーの過失だったのか、その場合は自分にフォローできることはなかったのか。はたまた本当に予測不能の不幸なトラブルだったのか、などの点に注意しながら原因解明をしてみてください。

失敗はしないに越したことはありませんが、不慣れなことに対しては、最初は誰でも戸惑ってしまい失敗することもあります。次は失敗しないように、ステップアップすれば良いのです。しかし、2回も同じ失敗をしてしまうのはいけません。原因をきちんと解明したら、失敗を防ぐ方法を考えましょう。

「こいつ反省してないな」と上司に睨まれる人の問題点より~


私が思うに、同じ失敗を繰り返さないためにどうすればいいのかを真面目に考えて誠実に行動することが社会人の基本ではないかと思います。同じような失敗を繰り返す人は、周りからの信頼は得られず、会社としても無責任な人を採用するわけにはいきませんよね。

社員は会社にとって必要とされる人材になるよう努力しなければならない訳で、会社で働く以上自覚と責任はどこでもついてくるのです。ですから、仕事は責任を持って行わなければなりませんね。

これも、日々の心がけ次第ではないでしょうか。

武道や禅の教えとして有名な『守・破・離(しゅはり)』というものがあります。
「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階のこと。

例えば、スポーツ。
ゴルフやテニス、野球が上手くなりたいと思ったら、何万回も素振りをするでしょう。基本を繰り返すことで正しいフォームが体に染み込みます。
そして、もっと上手くなりたいと思ったら、プロ選手のフォームを繰り返し見て、自分でやってみるというように基本という土台の上にいろんなテクニックを学びます。

このように物事が上達するための教えを『守・破・離(しゅ・は・り)』というそうです。


初めの段階では、指導者の基本の教えをときかくきっちり守ります。
スポーツでは、コーチの教え通りに真似をして、無意識でもできるまで徹底的に体にたたき込みます。


基本をマスターしたら、次の段階は指導者の教えをただひたすら守るだけではなく少し破ってみます。つまり、自分独自に工夫してアレンジしてみる。指導者にはないやり方を試してみるのです。そして、徐々にいろんな場面で使える方法を取り込み、自分のものにしていきます。


最後に指導者の教えから離れて、自分自身で工夫し体得したものをさらに発展させます。自分独自の技なり世界を創っていくという段階です。


どの道にも、昔から受け継がれてきた基本形というものがあります。それが『』です。武道、書道、茶、音楽、能、歌舞など、これらは長い時間を経てつくられた型ですから、無駄がなく洗練されています。ですから、初めのうちは、繰り返し繰り返し、基本の稽古をしなくてはなりません。
この基本形の型が土台となり、その上に初めて個性というものが発揮されるのだと思います。


守・破・離の教えは、仕事にも生きています。

入社したての頃は、先輩や指導者の教えをひたすら守ります。
仕事の基本をたたき込まれるのです。この段階で辞めてしまう人が多いのですが、それでは仕事で自分の個性を発揮することはできません。ひたすら覚えて、自分の体に仕事の基本を染み込ませます。これが『』です。

次に基本ができてきたら、どうやったら仕事がやりやすくなるか、目標を達成させられるかを自分なりに考えます。「教えられたこと+α」を創りあげ、自分のものにします。これが『』です。

仕事が順調に行き始めたら、周りの信頼も増すでしょう。そうなると責任ある仕事を任せてもらえるようになっていきます。お店だったら支店の店長に昇格するかもしれません。これまでの仕事の基本をきっちりやって、それなりの成績を残している人だったら、周りの人がほっておくはずがないです。これが『』です。


いくら自分が成功したからとて、恩師とその教えがなかったら今の自分はありません。
どんなに偉くなっても、社長になっても、初心と謙虚な気持ちは忘れない。
自分が生かされていることに感謝することが大事だと思います。

この『守・破・離』を実行できる人とは、素直な気持ちを持っている人です。
素直さが一番の成功のカギとなるのだと思います。

昨日、某大手スーパーで、夕飯の買い物をしていた時のこと。
店内アナウンスで、男性の声で某化粧品メーカーの販売アナウンスが流れてきました。
「唇のたてジワの気になる方、口紅のノリの悪い方、1階化粧品コーナーで口紅の無料サンプルをお試しできま~す」というような内容。先日も同じ化粧品売り場で「乾燥、ほうれい線の気になる方、お越しくださ~い」みたいなアナウンスをしていました。
これじゃ誰も来ないでしょ…と思ってしまいました。
案の定、売り場は閑古鳥。
男性定員が暇そうに通り過ぎる人を眺めていました。

アナウンスすればするほど、お客さんが来なくなるような営業って、
どこがいけないのかわかりますか?

男性だからわからなかったのかな?
このアナウンスを聞いて売り場に行けば、「あの人、唇のシワやほうれい線が気になっているのかな?と思われてしまうわ」と思うでしょう。
マイナスのイメージを持たせるようなアナウンスをしてどうするの?!
と私なんか思ってしまいますが…。

では、どのようなアナウンスならお客さんが来てくれるのでしょうか?

何を売っているのかな?と思って、通りすがりに見てみたら、
なんと、今CM中のMアージュの化粧品ではないですか。
なぜ、Mアージュという名前を出さないの?
ほしい人はたくさんいるだろう!

私だったら、「今、CMで話題のMアージュの化粧品が、クリスマス特別セールにつき、お一人様1点限りで特別価格にてご提供しています。今がチャンス!無くなり次第終了させていただきますので、お買いもの途中のお客様はぜひ、1階化粧品コーナーまでお立ち寄りください。無料サンプルをお配りしています」みたいな内容で呼び込みするかな。


実は私、20代の頃に、婦人服の呼び込み定員をしていたことがあったのですが、店舗で売り上げNo1になったこともあり、この手の呼び込みにはちょっと専門知識があります。

呼び込み戦略の中に「お一人様1点限り」は、よく売れるというマーフィーの法則というものがあります。

考えてみれば、スーパーでよく見かけます。
卵、醤油、カレールー、洗剤など、「お一人様1点限り」は、絶対に買うものと思って、飛びついて買っています。買えた時はお得感で満たされます。

これは人間の心理を良く捉えていますね。
1点だけと言われると、もう一度並んででもほしくなる。
買えないと思うと、どうしても買いたくなる。
それが今必要でなくても、とりあえず買ってしまう。

主婦の気持ちをくすぐるようなPOP(私もPOPをやっていたのでわかるのですが)に、ついつい買ってしまっています…。

だいたいスーパーの食料品売り場で買い物をするのは、7~8割がた女性です。
そのうち、主婦が圧倒的に多いのではないでしょうか。
売り場を見ていると、棚の陳列は女性が手の届く高さですし、POPも大きく見やすい。どこのスーパーも、完全に女性を意識した売り場デザインになっています。
通路の真ん中にわざとおいてある特価商品も、邪魔だけど一度足を止めて見てしまうという売り場の心理作戦ですね。


女性は、特別なのが好き

お一人様1点限りの他にも、
今だけ特別キャンペーン
会員様割引
お客様ご優待
お誕生日特別サービス など、
心が奪われてしまういそうなフレーズがあります。

実際にお得になっているので、お客様も満足してくださるし、
お店側も売り上げが伸びれば、お互いにプラスになるのがいいですね。

小売りやサービス業は、女性が心をくすぐられる心理作戦を考えた売り場づくりやアナウンスでなければ売れません。
そして、男性定員が一番大事なことは、「自分が女性だったら?」と女性の気持ちを考えることが大切ですね。

仏作って魂入れず

仕上がっている物に、いちばん大切なものが
ぬけていたらどうしようもないということ。


なんとなく、だらだらと気持ちが入っていない流れる仕事をしている人は、形ばかりの仕事しかできないかもしれません。
何でもそうだと思いますが、その道のプロと言われる人たちは、常日頃から信念を持って仕事をしているのだと思います。だから、厳しい試練にも耐えることができるのでしょう。

私たちの仕事も同様、この道のプロと呼ばれるようになるために努力をすることが大切です。
「同じやるならプロになれ!」です。
それには、魂を入れて仕事をやること。
信念を持って、仕事に向き合うことです。

 1、自分の仕事に誇りを持っているか
 2、人間としてのマナーがあるか
 3、仕事の目的や目標を持っているか
 4、自己責任で仕事をしているか
 5、相手の立場でものを考えているか
 6、効率を高める時間管理をしているか
 7、自己管理をしているか
 8、問題を後回しにしていないか

一つひとつの問題をうやむやにしないで、早めの対策を考えて実行すること。
小さな問題を解決していないから、大きな問題に発展するのです。
問題に真剣に向き合うことが、プロとしての責任です。

「自分はプロだ」と言える仕事がしたい。
「いい仕事してるね」と言ってもらえたら本望ですね。