昨日、おおきなかぶ学童保育で、『子どものためのコミュニケーション講座(小4~6年生向け)』を行いました。
こちらをご覧ください⇒『子どものためのコミュニケーション講座(小4~6年生向け)
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毎年行っている子ども講座ですが、本当に子どもたちは素直で気づきがいい!
小学生の頃から、人と人の関わりを知っておくと、もしかしたらいじめなども少なくなるかなと思います。そんなことを願いながら、今年も楽しく講座を行いました。

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今年やったことは、
・聴くことの意味
・ロールプレーイング
・メラビアンの法則
・修復不可能になる前に
・自分の中のフィルター
・脳の勘違いシステム
(いいことを考えれば、いい結果になる。悪いことを考えれば、悪い結果になるよう、自分の脳が働くシステムのこと)

大人向けに難しく書けば上記のようになりますが、
これを小学校高学年向けにアレンジして、面白く講座をやりました。
おおきなかぶブログで楽しい様子が伝われば幸いです。

でも、本当は小学生のうちから、コミュニケーションを教えていかなければならないと思います。中学生になったらもっと難しく、大人になっても悩みの種は人間関係だからです。

もっと多くの小学校で、子どものためのコミュニケーション講座が取り入れられたらいいなと思います。


子どものためのコミュニケーション講座(小1~3年生向け)もご覧ください。


人間の発達について、シリーズ2回目の今日は、『児童・学童期』の発達課題を取り上げてみたいと思います。

この時期は、小学校生活という家庭以外の集団の中で、自分の居場所を創り出す時期でもありますね。この頃になると仲の良い友だちとの関係が一歩進んで、クラス・学年といった大きな社会の枠組みの中での生活が始まります。

この頃の子どもの発達課題として重要なのが『劣等感との戦い』なのだそうです。
学校では、嫌でも勉強しなければなりません。そして、成績が付けられます。
成績は、自分の努力を評価するための物差しであると同時に、成績の良い子と悪い子の差も明確に示されます。

成績の良い子は親や先生から誉められて、満足感を得たり意欲を更に高めるなどの好ましい効果を得ることができるでしょう。しかし、悪い成績の子は、周りの子どもと比較して「劣等感」を抱いてしまうことがあります。

私はどちらかと言うと、成績の悪い劣等感を持った子どもでした。
小学校2年生の頃から劣等感との戦いは始まり、それは中学まで続きました。
しかし、運動神経は人並み以上に高かったのと、手先が器用だったため、体育と図工はいつも上位でした。得意分野で活躍できたことで、この時期を乗り越えてきたように思います。

児童・学童期は、『今後の人生を生き抜く力を養うための、土台作りの時期』だと言われます。この時期の子どもたちは、周りの評価によって自分の価値観が変化するため、学校でのテストの点数やクラブ活動での活躍に執着したり、自分自身に挑戦を課せ、評価を得ようと努力します。
この土台作りの段階で、劣等感が根付いてしまうと、「自分はダメなんだ・・・」という、低い自己評価になってしまうようです。
このような低い自己評価を得てしまうと、その後の人生に大きな影響を与えてしまうことがあります。

私が劣等感から立ち直ったのは、得意な科目があったからです。
誰にだって、得意・不得意があるものです。
「できない」ところを指摘するより、「できる」ところを評価して伸ばしてあげることの方が、自信を持たせて土台を気づくきっかけになるのではないかと思います。

児童・学童期は、まだまだ修正がきく時期です。
そして、学校という少し大きな社会で友人関係を築きながら一生懸命に課題を取り組む時期でもあります。

大人は、子どもの「自己確立」に大きな影響を与える時期に、子どもを育てている親の方が劣等感を抱かせていないか、考え直さなければなりませんね。


今日から、人間の発達についてシリーズで取り上げてみたいと思います。

子どもに限らず、私たち大人も発達段階を経て育ってきました。
このような過程で発達していく中で、社会的にも文化的にも価値のある存在として、社会の中で生きることが期待されています。

(発達段階)
誕生~2週間まで ・・・ 新生児期
2週間~9ヶ月まで ・・・ 乳児期
9ヶ月~2歳まで ・・・ 乳幼児期
2歳~6歳まで ・・・ 幼児期
6歳~12歳まで ・・・ 児童・学童期
12歳~19歳まで ・・・ 青少年期(思春期~青年期)
20歳~      ・・・ 成人期
(この発達段階は厳密なものではありません。子どもの発達は個人差があるので、ある程度の目安としてください)


発達段階において、「発達課題」というものが設定され、各段階で身につけることが期待される能力や技能が示されており、その課題を達成することが非常に重要視されています。

それでは、「発達段階」に目を向けながら、今日は、乳幼児期・幼児期の発達段階の学びを確認していきましょう!


  〈乳幼児期・幼児期〉

この時期の発達課題として重要なのは、1、好奇心の制限 2、仲間との遊び 3、愛着関係の形成です。


1、好奇心の制限
1歳児半頃になると、直立歩行が可能になり、子どもの行動範囲が広くなっていきます。そして、さらに成長すると行動範囲の広がりと並行し、子どもの探究心はどんどんと深まり、「なぜ?どうして?」と言う質問を頻繁にするようになります。
この子どもの質問は、純粋な探究心から生じてきたものですが、親の領域や道徳的な範囲を犯すことがあります。このような規範を犯したときには、親は規範を逸脱しない範囲で、子どもの好奇心を健全に伸ばしていけるように関わり、子どもの「やるべきこと」と「やってはならないこと」の区別(良心)を育てていきます。

この大切な時期に子どもの質問をうるさがったりせず、耳を傾け、心の通ったコミュニケーションができるようにしましょう。


2、仲間との遊び
子どもは、遊びを通じて様々な生活能力を習得しています。子どもの遊びの発達は、一人遊び(2~2歳半)⇒並行遊び(~3歳半)⇒連合遊び(~4歳半)⇒共同遊び(4歳半以降)のように、遊びの形態が変化していくようです。最初は一人でしか遊べなかったのが、成長するにしたがって集団の中で一緒に遊べるようになるという経過を重要視しています。
この遊びの形態が変化する時期は、子どもにとって、他の子どもたちから人間関係を学ぶ非常に重要な時期です。この時期の共同遊びでは、ごっこ遊びが盛んになります。

何気ない遊びかもしれませんが、子どもたちはおままごとで様々な役割を演じることを通して意識が次第に社会へと広がり、『相手の立場になる』ことで自己中心的性格からの脱却も支援していきます。


3、愛着関係の形成
乳幼児期・幼児期に子どもが母親から離れ、安心して遊べるようになったり、純粋で自由な質問ができるようになるためには、親と子どもとの安定した愛着関係が形成されていることが必要不可欠だと言われます。母親と安定した愛着関係が築けていないと、子どもは安心して遊びに集中することができないようです。
心理学では、この時期に「基本的信頼感」を習得することが重要だと言われます。この信頼感は後々、人間関係の基本的な態度の基礎となっていくからです。

子どもが遊びを通じて、初めての他者関係を築くためには、まず親との安定した愛着関係が必要であるということをしっかりと理解しましょう。

以前から入院中だった実家の母が、今日の午前12時27分に亡くなったとの連絡が入りました。74歳でした。
今日の午後の飛行機で、九州の実家に帰省してきます。

長い闘病生活でしたので、家族は覚悟をしていました。
事実は、静かに受け入れています。

「さようならお母さん」