子どもはどう育つ?
親の言葉で育つ

子どもは何を思う?
自分は愛されているのだろうかと思う

子どもは何を考える?
お父さん、お母さんが
どうすればよろこんでくれるかなと考える

子どもは魔法の言葉を知っている
お父さん、お母さんが喜ぶ言葉を知っている
でも、それは本当の自分じゃない時もある

だから、私は子どもに言う
真剣に言う
心に響くように言う
愛情を持って言う

その子にとって、大切な珠玉の言葉を

浮き沈みも一代に七度  (ことわざ)

「浮き沈み」は栄えたり衰えたり、何度も繰り返される。
長い人生の間には、好調なときも不調なときもあるから、
良いこともきっとあるさ。


大事なのは、良いときと悪いときの自分。
良いときは有頂天にならない。
悪いときは落ち込み過ぎない。

人生に七難八苦あっても、
平らな心で人生を進んでいくことが望ましい。

そうすることで、しっかりとした地盤を築くことができる。

しっかりとした地盤は揺るがないから、
人生の災難にも耐えることができる。

どうすれば揺るがなくなるのか。

自分が生き生きするようなことを
生涯信じてやり続けることである。



国師三喚(こくしさんかん) 夫婦仲がうまくいかない

ある日慧忠(えちゅう)国師が待者の耽源(たんげん)和尚の名前を三度呼びました。
待者は三度とも「はーい」と返事したのです。
これを聞いて、慧忠国師は「今まではわしのせいで、お前が悟りに徹底できなかったと思っていたが、じつはお前がわしの悟りを疑っていたのだな」といわれました。


慧忠国師が待者を呼んでみて、どう答えるかを試したものです。待者は何度呼ばれても素直に「はーい」と答えました。慧忠は「やはりお前はわしがまた呼んで試みることを知っていたのだろう。お前がわしの悟りを試していたのだな」と述べたというのがこの公案の意味だと考えています。
つまり、弟子が師のいうことを何でも聞くという当たり前のことを待者は当たり前にしているのです。これが立派な悟りです。しかし、試したとはいえ、待者がまるで悟っていないかのように呼んだのでは、自分の方が悟っていない、見る目がないように見えるではないか、といって待者を褒めたのです。
呼ぶという一番基本的なコミュニケーションを公案の題材に扱ったものであります。

人間は誰でも自分に自信がありません。ですから、自分に好意を持つ人を好きになるし、自分を嫌う人を嫌います。ですから、人に好かれようと思うなら、まずその人を好きになりなさい、といわれます。ところがこれが難しいのです。嫌いというのは何か前世の因縁でもあるかのように思え、やること、なすことが気にくわないような気持ちになります。
しかし、これを表に出せば、相手は必ず嫌ってきます。そこで大事なことは、少なくとも相手の悪いところ、嫌いなところを考えない、思いださないということです。好きにならなくても、嫌わないというだけでも非常に大きな効果があります。
その嫌わないということのもっともよい表現法は挨拶をすることです。

かならず、声をかける、かけられたら返事をする、これが家庭円満の秘訣です。

~『心がまぁーるくなる 禅のおはなし』より~


時々、保護者さんの子育て相談から発展して、夫婦仲の相談をされることがあります。

奥さんと旦那さんで、お互いに言い分はあるでしょうが、
奥さんから言わせると、「夫は話を聞いてほしい時にきいてくれない。わかってくれない」のだそうです。

旦那さんから言わせると、自分がアドバイスをしても、いちいち「でも」「だって」「しかたないじゃない」など、自分の意見ばかりを押し通そうとするとのこと。

お互いの気持ちを理解すればいいのですが、これがなかなか難しい…。
夫婦仲の問題は、小さい子どもに影響しますから、なんとか仲良くやってほしいところです。

コミュニケーションの第一歩は、「はい」と返事をすることです。
学童保育の子どもたちを見ていても、素直に「はい」と言える子はご両親も素直にお返事をしてくれています。

夫婦で「はーい」と返事をしあえるようになることが、
家庭円満の第一歩ではないでしょうか。