ありんこの森保育園の園庭に手作りブランコが登場

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消防士の息子が休みの日に作ってくれました。
大人が座っても大丈夫でしたよ。
ロープの結び方がプロですね


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昨日は、ありんこ親子保育園(本園)との交流会があり、森の中のブランコは大人気でした


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ハンモックも気持ちよさそう

昨日は今年一番の暑さになったようですが、ここは山の谷間で風の通り道になっているので、
木々の間から吹いてくる風が涼しくて、とても気持ちがいいんですよ


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虫好きな男の子たちは、虫探しに夢中です

子どもは自然の中にいると、大地のパワーを受けてイキイキし始めますね

鳥の鳴き声と子どもの声が響く森なんて、こんなに素敵な場所はめったにないかも
こんなに素敵な自然の中で保育ができるなんて、子どもはもちろんのこと、私たち保育者も本当に幸せです

1・2歳児と接していると、言葉のコミュニケーションが通じないことがよくわかります。
しかし、保護者や保育者をよく観察していると、指示命令、過保護、過干渉をしている方を時々見かけます。だからといって、子どもがいうことをきくわけではなさそうですが…。

子どもを誘導したければ、まずは信頼関係を築くことです。
特に言葉の通じない幼児には、言葉以外のコミュニケーション(メラビアンの法則:表情、態度、アイコンタクト、声のトーン、ペーシング・ミラーリングなど)が大切です。

これは大人も同じで、人と人とのコミュニケーションの基本になるものです。


今日は、『コニュニケーションのプロセス』について、ご紹介します。

人と人がわかりあうためにはコミュニケーションが必要ですが、それには信頼関係がとても重要になってきます。信頼関係を築くことが、コニュニケーションを良くする方法といっても過言ではありません。

「子どもが言うことを聞いてくれない」「部下が自分から動いてくれない」など、思うようにコミュニケーションが取れないとイライラしたり、不満に感じたりしますね。

でも、ちょっと考えてみてください。
相手を動かそうと思っていても、なかなか相手は動いてはくれません。
なぜでしょう?

それは、コミュニケーションのプロセスを踏んでいないからです。

人を動かすことは、リーディング(誘導する)と言います。
リーディングには、ラポール(信頼関係)が必要なんですね。

大人の場合、コミュニケーションの大切なステップは、よく「社交ダンス」に例えられます。初めてペアを組んだ相手とは、まずお互いの動きを観察して、ペースを合わせていきます。徐々にペースが合ってくると、相手を信頼しリードも自然と身をゆだね、優雅に心地よくダンスを踊ることができます。つまり、リーディングを行う前には「ラポール」が築かれていることが必要条件になるというわけです。

≪コミュニケーションのプロセス≫

① まず、相手をよく観察します。(キャリブレーション)
② 相手にペースを合わせます。(ペーシング)
③ お互いの間に信頼関係(ラポール)が生まれます。
④ 相手の望ましい方向へ誘導していきます。(リーディング)
⑤ 相手がより望ましいゴールへと到達します。


例えば、小学生の場合。
学校から帰ってきた息子、下を向いたままで、「ただいま」の声も元気がありません。
さては、学校でなにかあったかな?と推測できますね。(キャリブレーション)

母:「お帰り。どうした?元気ないね」
子:「○○くんとケンカした…」
母:「そうなんだ、○○くんとケンカしたんだ」
子:「うん。だって嫌なこと言ってくるんだもん」
母:「嫌なこと言われたのね。それでどんなこと言われたの?」
子:「バカって…」
母:「そう、バカって言われて悲しい思いをしたのね」
子:「うん」

この会話のポイントは、「元気がない」と「悲しい気持ち」です。
相手が悲しそうに話している時には、相手に合わせて悲しそうに聞きます。
「そのくらいのことは大したことではないでしょ」「もっとがんばれ」「明日、先生に言いなさい」など、親が子どもに答えをあげないことです。ここでは「バックトラック」(オウム返し:相手の言葉をくり返しながら返答する)をすることが大切で、否定をせずに最後まで気持ちを聞いてあげるだけでOKです。

話をして落ち着いて考えられるようになったら、次にどうすればいいかを自分で考えさせるように誘導していきます。あくまでも自分で答えを導き出すように関わり、自分で考えて行動させることが大切です。

幼児の場合は、遊びの中でミラーリング遊びを取り入れてみます。
子どもと同じような表情をしたり、同じような声をあげたり、同じしぐさをして遊びます。真似っこ遊びです。すると、子どもは安心し、面白がって近寄ってきます。
これが幼児との信頼関係を築くのに有効な方法です。


ペーシングをするのにはわけがあります。
私たちは相手や近いと感じる相手に「親近感」を覚えて、「ラポール」を築きやすくなるのです。ですから、相手に似ていると感じさせるような話し方や姿勢を合わせることで、相手は安心します。ペーシングには、「ミラーリング」(相手のしぐさや姿勢を真似してしまう方法。まるで鏡に映したかのように表現する)や「バックトラック」(オウム返し)のスキルがあります。

この段階では、ただ相手に合わせるだけでいいのですね。(ペーシング)

人は自分のことをわかってくれる、受け入れてくれたと思った時にその人を好きになり信頼します。これこそが信頼関係を築くことになるのです。理解し合った仲なら、多少困難なことがあっても乗り越えることができるでしょう。(ラポール)

会話の中で、相手を観察(キャリブレーション)しながら、「ミラーリング」や「バックトラック(オウム返し)」などを使って相手にペースを合わせていく(ペーシング)と、徐々に相手との「信頼関係」(ラポール)が築かれます。

今度は、さらによりよい状態になるように少しずつリードしていきます。(リーディング)
真のコミュニケーションとは、「相手に何らかの影響を与えて、いい変化を生みだす」と考えます。夫婦、親子、友達、恋人との会話、お客様との商談、カウンセリング、コーチング…。そのどれもが、相手のことを思って、相手がより望ましい状態になれることを望んで行うものです。

ですから、相手との間に「信頼関係」(ラポール)が築けているのであれば、今度は相手が望む方向に進めるように、ほんの少しだけ手を差し伸べて誘導していくのです。ただし、相手を意のままに操ることでは決してありません。相手に強要するのではなく、問いかけや働きかけをしていくことで、答えや望ましい変化へのヒントを相手自身が自分の内から見つめられるように、手助けをしていることが「リーディング」です。


子どもや部下が言うことを聞かないと嘆く前に、自分のコミュニケーションに欠けているものはないか、見直すことが必要かもしれません。信頼関係が築けていないと思ったら、相手に合わせていなかったということもあります。相手に合わせていないのは、相手のことをよく観察していなかったということにもなるのです。

相手をよりよい方向へ導くためには、コミュニケーションのプロセスなくしては成立しないのです。

人間関係がうまくいかない方は、自分のコミュニケーションのプロセスを見直してみましょう。


~参考書:手にとるようにNLPがわかる本

私は、カウンセラーの仕事もやっていますが、
最近、ご相談の中で多いのが”漠然とした悩み”というものです。

これと言って具体的に大きな悩みはないのだけれど…
 ・いつも何だか不安を感じている
 ・自分に自信がない
 ・人の言うことに流されてばかりいる
 ・自分がないような気がする
 ・弱い自分が嫌だからもっと強くなりたい 
 ・自分が嫌い   などです。

この「どこから来るのかわからない例えようのない漠然とした悩み」を、
クライアントさんから丁寧に話を聴き、原因と思われるものを引き出していきます。

例えば、自分が嫌いという悩みに対して、
 ・いつからそう思うようになったのか?
 ・どこが嫌いなのか?
 ・何が原因で嫌いになったか? 
などの質問を一つひとつ聞いてみます。

そして、質問に対して返ってきた答えを分析してみます。
心理学に基づいた分析と、自分が長年経験した相談者のタイプ別分析などを基に、心理療法を用いるかを決めていきます。

ウツや心身症などの「心の病」の疑いのある人は私の手には負えませんので、ご本人やご家族に専門医へご相談するようにお勧めしたり、臨床心理士の先生に相談したりしています。

私が用いる心理療法の中で、ゲシュタルト療法のホットシート(hot seat)という心理療法があります。

ゲシュタルト療法のホットシート(hot seat)とは?
フリッツ・パールズとローラ・パールズの夫妻が創始したゲシュタルト療法(Gestalt therapy)では、『想像上の他者(過去に関わりのあった重要な人物)』や『もう一人の自分(人格構造の一部分)』をイメージしたロールプレイング(役割演技)が積極的に実施されている。ホットシート(hot seat)はゲシュタルト療法におけるロールプレイング法の一種であり、またクライエントが座る空間的な場所のことを直接指すこともある。

『対話ゲーム』という実践的なエクササイズにおいてホットシートが用いられることが多いが、対話ゲームはそれを見守ってくれる参加者がいるという集団療法的(グループセラピー的)な環境で行われることが多い。ホットシートと呼ばれる席に自分が座って、それに向き合う席の位置に『自分が対話したい(対話すべき)相手』のイメージを想像して座らせて、あたかもそこに実際のその相手が座っているかのようにして対話を展開するのである。

自分が座っている椅子が『ホットシート』と呼ばれるが、ホットシートの前に置く現実には誰も座っていない椅子が『エンプティ・チェア(空の椅子)』となる。エンプティ・チェア(empty chair)には誰も座っていないが、そこに実際に自分が対話しようとしている『自分にとって重要な意味や影響力を持つ他者』が座っていると仮定した上で、心理的効果が期待できるロールプレイングを進めていくのである。

ホットシートとエンプティ・チェアを用いたゲシュタルト療法のロールプレイングは、『過去の深刻なトラウマ(心的外傷)となっている出来事・他者』をテーマにしたり、『自分が十分に話したいことを話せないような苦手意識のある相手』との対話を中心にして展開したりすることが多い。エンプティ・チェアに座る相手は父親や母親であったり、親友や恋人であったりするが、いずれにしても『自分にとって重要な意味を持つ相手』であり『簡単には忘れることができない印象や影響を残していった相手』なのである。

~[ゲシュタルト療法のホットシート(hot seat)]より出典~

私も以前、このホットシートを行ったことがありました。
子どもの頃の自分を自分の中から取り出し、エンプティ・チェアに座らせて対話をしました。自分の中にいた「インナーチャイルド」の話を聴き、大人になった今の自分が過去の自分を慰めてあげたことにより、今の自分が抱えていた漠然とした悩みが消えていった不思議な体験をしたことがあります。

インナーチャイルドの気持ちが一番わかるのは自分自身なので、細かいところまでよく理解でき、本当は自分は何を求めていたのか、何が足りなかったのか、どうしたかったのかがよくわかり、それを丸ごと受け止めてあげることで、インナーチャイルドが満足し、本来のワンダーチャイルドに戻っていきます。
慰めた後のインナーチャイルドは、また自分の中に戻して終了します。

過去に辛い経験をした年齢の自分と何度か会話をすることで、だんだんと本来の自分に戻っていき、心と体のバランスが保たれるようになることで、今の自分が置かれている状況にも満足し、様々な結果を残せるようになりました。


漠然とした悩みで行き詰っている方は、その悩みを放置しないで、
一度、心理療法を受けられてみてはいかがでしょうか。

頑張っているお母さんが、生後1歳にも満たないわが子に一生懸命に話しかけて遊んであげている姿を見ていると、なんだか切なく思う時があります。きっと自分と重なる場面があるからでしょう。
私も、一生懸命に子どもに構ってやるのがいい母親だろうと思っていた時期があったな、切なかったな、と振り返ってしまうのです。


育児書に、「赤ちゃんの心は、ママをはじめとする周りの人の愛情や言葉のシャワーをたっぷり浴びて成長していきます。どうぞこの乳児期に、語りかけやスキンシップ、遊びなど愛情たっぷり注いであげてください」と書かれていたら、どんな時でも語りかけて、たっぷり遊んであげなくちゃと思ってしまいますね。

しかし、新米ママにはそんな余裕はありません。
いつでも穏やかに語りかけできる人は、きっとほんのわずかだと思います。
子どもが好きで産んだ人でも、我が子を育てるとなると感情が入ってしまい力んでしまうようです。

私がもし赤ちゃんだったら、大人との遊びはそれほど楽しくないと思うかもしれません。
だって、大人はほっといてほしい時にかまってきて、好きにさせてほしい時に好きにさせてくれないのですから。
この世の中を探検しているときに、
「ダメよ。危ない。ばっちぃよ」なんて言われて、止められるんですもの。
それに、遊んでほしい時は大人はかまってくれません。
笑ってほしい時にも笑ってはくれないのです。

子どもは「危ない・汚い・恥ずかしい」などにこだわらず遊んでいます。
大人が遊んでやることと子ども同士が遊ぶことには、根本的に大きな違いがあるのです。

子どもは子どもの中で育つものがあります。
手出し・口出しもやり過ぎると遊びではなくなってしまいます。
大人はどうしても、「あれやってみたら?」「これやろうよ」と、口出ししてくなり、あれやこれやと構い過ぎてしまいます。

しかし、子どもは大人の気持ちとは裏腹に、自分でやりたいものがあります。
やりたいことを伸ばしてやる方が、子どもは自分の力で伸びていくものです。
親や大人の手出し・口出しでは育ち切れない部分です。


「小さい頃から保育園に預けるのはかわいそう」との神話がまだまだあるようですね。
「かわいそう」が転じて、「保育園に預けるくらいなら、私が育てる」とお祖母ちゃんが名乗りをあげるようですが、今や孤独なお祖母ちゃんがかわいい孫を甘やかせることなく育てられるかは疑問に思うところです。

もちろん、家庭教育が大切なことは言わずと知れています。
しかし、保育園には集団としてのパワーがあるのです。
どんなに肉親が努力しても子どもに与えてあげることはできません。

いろんな子どもたちの中で、自分を表現したり、我慢したり、楽しんだりしながら育っていくのだと思います。好きなことをやっているからと言っても、子どもはひとりでは楽しくないのです。ケンカをしながらでも、同じ子ども同士で遊ぶから楽しいのだと思います。

ひとりで悩んで一生懸命に育てているのに、いい子育てができていないお母さんは少し子どもと距離を置いて、自分の時間を持つといいと思います。そのために保育園を活用しても、それはかわいそうなことでもなんでもないです。
逆に子どもにとっては、遊びや学びが広がるのです。お母さんも自分自身に時間ができて、子育てにも余裕が持てるようになるかもしれません。

以前は、子育てに苦悩されている方もいらっしゃいましたが、今では保育園に預けて働きに出られたことで、とても生き生きとお仕事も子育ても充実していらっしゃる方もいます。「保育園預けて、本当に良かったです」と嬉しいお言葉をいただくこともあります。

子どもが可哀想だなんて、とんでもない。
弊園の子どもたちは皆から愛され、たくさんの経験をして育っています。
自然の中で、本当に楽しそうにお友達と遊んでいます。
食事も野菜中心の手作りですし、おやつも先生たちが愛情を込めて作っています。
恵まれて育つとは、こういうことをいうのだと思います。

子どもたちが「いい子ども時代だった」と、大人になって思ってくれることが正解なのではないでしょうか。

子ども通しの関わりを増やし、お母さんも心に余裕を持って子育てしてほしいなと思う、今日この頃です。


以前、視察に行った県内のある保育園で、まったく面白くないと思った保育園がありました。

お勉強系のその保育園では、階段ごとに英単語が書いてあり、2階のホールに置かれた絵本コーナーには、「本を読む子は偉くなる」というような内容のビラが貼ってあり、音読カードもありました。

教室の廊下には、園児全員の名前が書いてある30ほどの項目別になった表が貼ってありました。できるようになったらシールを貼っていくカードのようなもので、シールの数が何点とか、点数表のようでした。表になっているので、誰が何点だか一目瞭然です。できる子は優越感に浸れて、できない子は劣等感を感じてしまいそうな表でした。制作は画一的で、皆見栄えのする同じような作品。というか、やらされている感がありました。

立派な園舎の大規模保育園でしたが、明らかに保護者うけを狙ったものだということがわかり、保育をわかっていない人が保育園を経営しているようで嫌な気分になったことを覚えています。


私は保育に教育を取り入れることが悪いとは思っていません。しかし、幼児期に育てなければならない大切なことは、遊びの中にあると思っています。ですから幼児期の教育とは、遊びながら学ぶことです。

小さい頃から早期教育漬けになってしまった子どもの将来はどうなるのだろう?
現代の若者の問題が頭に浮かんできます。早期教育が流行してきた十数年前から増えてきた不登校、引きこもりは未だに減る傾向はありません。社会問題化している数万人いると言われるニート・フリーターの問題。凶悪化している少年犯罪…。これらの問題の根底には、乳幼児期からの間違った教育方針が見え隠れします。

子ども時代に育てなければならない”心の土台”は、9歳までにしっかりと育ててほしいと思います。それには、思いっきり集中して遊ぶ経験をたくさんさせてあげることです。

遊びの中から工夫したり、自分で考えられる力をつけたり、友達との関わりで協調性を持ったりして、自分からすすんで取り組もうとする力を身につけることが大切です。
そうすることで、困難にも諦めないで取り組もうとする”心の根っこ”が養われるのです。これが保育の目的だと思います。

幼児のうちから詰め込み式でお勉強を教えても、それが出来るのは一時的なものです。文字や英語・音楽教育等の早期教育は、続けていなければ意味がありません。

私が心配するのは、早期教育の弊害です。
幼児期にスラスラ字が読めるようになった、計算ができると言っても、秀でているのは小学2年生位までの話です。早期教育の弊害は3年生から出始めます。学習意欲の低下です。これは、やりすぎのための燃え尽き症候群とも言われます。
3年生以降の学力の伸びは、”見えない学力”(やる気・根気・好奇心・理解力・応用力など)の差が関係することは明らかです。

幼児期は頭でっかちの目先の学力より、後伸びする”見えない学力”を育てることに力を入れるべきです。


ありんこ親子保育園の保育は面白い!
どろんこプールに飛び込んじゃうぞ♪←どろんこ遊び、最高です。

お父さん、お母さんたち、こんな経験したことありますか?
今の親世代は、泥まみれで遊んだ経験がない人が多いんです。
それは保育士も同じです。
保育士自身が、子どもの頃汚れるまで遊んだ経験が乏しい…。
だから、子どもと一緒にどろんこになって遊んでみればいいんです。
どんな気持ちがするか?泥の匂い、感触、お日様の光、水の気持ちよさ。
心から楽しむという経験がいかに大事か…。
大人が経験していないものを子どもにどうやって伝えることができるでしょう。

この困難な時代にあって、自分の足で人生を歩んでいける”生きる力”を子どもたちに身につけさせることの方が大切なのです。

どうぞ、目先の学力に囚われることのないよう、保護者も保育士も、『育つ・育てる・育ちあう』真の保育を目指してほしいなと思います。

昨日、保育園にお迎えに来られたお母さんと少し立ち話をしました。
子どもさんがお母さんの姿を見て少しショックなことを言ったことで落ち込んでいる、というお悩み相談でした。

私は、子どもからショックなことを言われたことで落ち込んでいる事実を受け止めてあげることに加えて、少しアドバイスをさせていただきました。10分程の立ち話でしたが、お母さんはホッとした表情をされ、「先生に会えてよかった。スッキリしました」とおっしゃって、元気にお子さんとお帰りになりました。

私もお母さんのホッとした表情を見ると安堵します。
頑張っているんだな、これからもお母さんたちの支えになろうと思いました。


私はよく、保護者の方から悩み相談を受けます。
子育て支援センターでは、子育て相談室を担当しているので様々な悩みに出逢うことになります。そんな時、思い出す言葉があります。

自分の言葉で話しなさい

これは昔、恩師が私に教えてくださった言葉です。
自分の言葉で話すこととは、『自分の体験談や自分が感じた素直な気持ちを、人に話してあげなさい』と言う意味です。

私がお母さんたちと話す時は、自分の言葉で話すようにしています。
過去に体験した色んな思い、辛かったこと、悲しかったこと、楽しかったこと、嬉しかったこと、自分が感じたことをそのまま正直に話しています。それを聞いたお母さんたちは、自分の姿に照らし合わせて未来を想像していくから、遠くに光が見えたような気持ちになってホッとしてくれるのだと思います。

この『自分の言葉』というのは、リーダーにはとっても大切で必要なことです。
誰かの言葉や他人の体験談、本に書かれていることとは全く違います。
自分が体験したことが、人を感動させるというのですから、自分の言葉で話す人は、人を引きつける魅力のある人なのだと思います。

立派なことをしていなくたって、普通の生活の中でも感じることや気づくことはいくらでもあります。嬉しかったこと、悲しかったこと、辛かったこと、幸せだと感じたこと…。
そんな自分の体験談が、もしかすると人を勇気づけられるかもしれません。

同じ境遇の人がいたら、その時、自分はどんな気持ちでどう行動したのかを語って聞かせてください。相手の道しるべになったり、勇気が湧いてくるかもしれませんね。


人が話した言葉や本に書かれていることは、自分には責任がありません。
『自分の言葉で話す』ということは、『自分に責任を持つこと』だと思います。
それは人のせいにしないで、自分の生き方にポリシーを持つということです。

そのことを恩師は教えたかったのだと、今になってそう思います。
責任ある生き方を教えてくださった恩師に、心から感謝しています。

以前、ある子育て会議で聞いた先輩たちのお話です。

2人の息子さんのいるAさん(50代主婦で元保育士)のお悩みは、長男さんの不登校でした。
「保育士は子育てのプロ」というレッテルとプライドがあったのでしょう。子育ての悩みがあっても、人に聞くこということはせず、誰にも相談しないまま子育てしてきたそうです。気づいた時には、長男は不登校になってしまい「私の何が間違っていたのか?わからずにここまで来てしまいました」とおっしゃっていました。

3人のお子さんのいるBさん(50代主婦)は、子どもたちが小さい頃から子育てでわからないことがあったら、子育ての専門家の先生に相談したり、先輩ママたちに聞いてみたり、色んな人にたくさんのアドバイスをもらいながら育ててきたそうです。そして、子どもたちは皆自立し、立派な社会人になりました。

数年後、AさんとBさんにはそれぞれお孫さんができました。
ある日、お孫さんのことで、お嫁さんから子育ての悩み相談をされました。

Aさんは、どうしていいかわからなかったそうです。
Bさんは、昔、自分が教わった子育てを教えてあげられたそうです。

Aさん曰く、「教わっていないことは齢を取ってもわからないままだった。周りの人に素直に聞けばよかった。まさか孫のためになるとは思わなかった」とのこと。


いくら保育の知識や経験があっても、事、我が子の子育てとなると話は別です。先生と呼ばれた人は変に知識があるので、現実とのギャップに感情をコントロールできない人もいます。

保育の知識は、短大や大学で教わるでしょう。
でも、母親としての心構えや我が子の子育ては、誰から教わりましたか?

教えてほしいことは、素直に頭を下げて「わかりませんので、教えてください」と言わなければ誰も教えてはくれません。頭を下げられない人には、本当に自分の欲しいアドバイスはもらえないのです。

子育てをする母親にとって、一番必要なものは何でしょう?
それは、”素直さ”と”正直さ”です。
これさえ持っていれば、子育てにとって必要なものはほとんど手に入ります。

反対に、要らないものは何か?
見栄と体裁と、変なプライドです。

要らないものは捨てて、必要なものを得るのです。

知識だけでは、我が子の子育てはうまくはいかないよ、というお話でした。

ある会社の従業員さんに、とてもエコにうるさい人がいました。
会社のゴミ箱に段ボールやコピー用紙が捨ててあると、「リサイクルすればいいのに」といつも言っていました。旅行が趣味だったその方は、「発展途上国に行ったら、紙は高価で貴重なものだった。捨てずにリサイクルするのが当然だ。日本は資源の無駄遣いが多い」と教えてくれるのですが、ただ言うだけなのです。自分で分別したり、持ち帰ってリサイクルに出したりはしません。ただ、ああすればいいのに、こうすればいいのにと言うだけで、「そんな当たり前なことにどうして気づかないのかわからない」と言っていたそうです。

また、別のビジネスマンの方は、「上司がダメだ。部下が使えない」と不平不満ばかり言っていました。だからと言って、自分がああすればいいのに、と思うことをやるわけではないのです。

どちらも他力本願だったわけですが、
結局は、両者とも不平不満を残して会社を辞めていったそうです。


自分が当たり前だ、常識だ、と思うことが、それがいくら正しいことだとしても、相手も同じ価値観で物事を捉えている訳ではないので、気がつかない場合もあります。「じゃあ、あなたがやれば?」と言われたら、「どうして私がやらなければならないのか。それは自分の仕事ではない」とおっしゃるのでしょう。

結果、不平不満に思う方がストレスが溜まっていくようです。
人間関係が嫌になって転職しても、そういう人は自分でストレスをつくり出しているので、どこへ行っても同じことを繰り返すことになるかもしれませんね。

ストレスが溜まる人とは2種類あって、一つ目は、自分の気持ちを言わないで我慢する人。
二つ目は、不平不満や文句を言う人なのだそうです。

冒頭のお二人は後者のタイプの方ですので、ストレスになっていたのではないかと思われます。

ストレスが溜まれば、誰が一番困るのか? 自分ですよね。
ですから、気がついたら自分で動いた方がストレスが軽減されるのかもしれません。

それに、文句を言うより、気がついて動いたほうが人から感謝されますね。
いつまでも不平不満を言い続けるよりも、ずっと精神衛生上いいのではないでしょうか?

気づいた人がやる。
やったら見返りを求めない。

「せっかくやってあげたのに」と思うと、またストレスになりますから。

子育て相談で多い年齢の一つに9歳(小学3年生)があります。
小学3~4年生はいわゆる「ギャングエイジ」と言われる時期ですね。
学校や家庭で様々な子どもの問題が多くなります。
いじめ、暴力、不登校、学習の遅れなど、親が知らないうちに問題が深刻化するケースもあるのです。

「ギャングエイジ」とは?

ギャングエイジというのは2つの意味があります。
1つ目は、「徒党を組む」ということです。大人に干渉されない、子どもだけの世界を持ち小集団で行動し始めます。
2つ目は、「悪さをする」時期のことです。学校で禁止されていることを隠れてやったりします。公園でBB弾をしたり、自転車で学区外まで遊びに行ったり、立ち入り禁止の場所に入ってみたり、石を投げてガラスを割ったりなど、悪さをするようになります。また、悪い言葉や暴言を言ったり、反抗期のような態度を見せたりもして、とても育てにくい時期だということが言えます。

最近の女の子のギャングエイジは少し早いようです。
小学2年生の後半くらいから変わる子もいますね。
女の子の特徴は、お友達にいじわるや仲間外れが多いようです。
学級経営ができないほど大きく発展することもあります。

女の子独特のいじめもこの頃から始まるようです。
手紙や交換ノートに「死ね」「うざい」「消えろ」などの言葉を書いてみたりするのです。
これを発見した時の親御さんのショックは大きいことでしょう。


この時期の子どもには、多かれ少なかれ変化が見られるものです。
親としては、「うちの子に限って」と信じていた我が子に裏切られた気持ちになってしまうかもしれませんが、これは大人になるためのシフトチェンジをしているのです。小学1~2年生は、まだ幼児の部分が残っているので幼いですが、小学3~4年生にもなると半分大人びた口調や行動が見られるようになります。悪い言葉も使ってみたがります。友達の影響が出やすい時期かもしれません。


小学校では3~4年生が重要学年!

学習面でも「9歳の壁」と言われ、教科も4教科(算数、国語、理科、社会)に増え、内容が難しくなります。9歳の壁を乗り越えられない「学習の遅れ」も問題になる頃です。

この時期の学習の遅れは、中学まで影響があると言われます。
この頃に学習の遅れを心配される親御さんが塾に入れるのですが、なかなか思うように成績が伸びないで悩む方もいらっしゃいます。塾に入れたからといって、子どもの成績が良くなるわけではないのです。問題は、意欲、根気、好奇心などの”見えない学力”と言われる『心の根っこ』にあるようです。

学習意欲は、実は幼児期の子育てや遊びの中にあります。
幼児期からの親子の信頼関係や質の良い遊びや体験が大切だということが小学生になるとわかります。

質の良い遊びとは、どろんこ遊び、自然遊び、創作遊び、異年齢での集団遊び、ごっこ遊び、絵画遊び、ルールのある遊び、かるた、トランプなどのカード遊びなど。体験とは、お手伝い、異年齢の関わり(ケンカや仲直りの経験)、親子で自然体験などです。幼児を持つ親御さんは、子どもの好奇心いっぱいに質の良い遊びや体験をたくさんせて、心の根っこを育ててほしいなと思います。


ギャングエイジの反抗はあまり心配する必要はありませんが、いじめだけは大人が注意して見てほしいです。小学3年生でいじめられて自殺したケースもあります。幼児期とは違い、命の話をしてもわかる時期ですから、命の大切さについて深く教えてもいい時期かもしれませんね。