今日から、人間の発達についてシリーズで取り上げてみたいと思います。

子どもに限らず、私たち大人も発達段階を経て育ってきました。
このような過程で発達していく中で、社会的にも文化的にも価値のある存在として、社会の中で生きることが期待されています。

(発達段階)
誕生~2週間まで ・・・ 新生児期
2週間~9ヶ月まで ・・・ 乳児期
9ヶ月~2歳まで ・・・ 乳幼児期
2歳~6歳まで ・・・ 幼児期
6歳~12歳まで ・・・ 児童・学童期
12歳~19歳まで ・・・ 青少年期(思春期~青年期)
20歳~      ・・・ 成人期
(この発達段階は厳密なものではありません。子どもの発達は個人差があるので、ある程度の目安としてください)


発達段階において、「発達課題」というものが設定され、各段階で身につけることが期待される能力や技能が示されており、その課題を達成することが非常に重要視されています。

それでは、「発達段階」に目を向けながら、今日は、乳幼児期・幼児期の発達段階の学びを確認していきましょう!


  〈乳幼児期・幼児期〉

この時期の発達課題として重要なのは、1、好奇心の制限 2、仲間との遊び 3、愛着関係の形成です。


1、好奇心の制限
1歳児半頃になると、直立歩行が可能になり、子どもの行動範囲が広くなっていきます。そして、さらに成長すると行動範囲の広がりと並行し、子どもの探究心はどんどんと深まり、「なぜ?どうして?」と言う質問を頻繁にするようになります。
この子どもの質問は、純粋な探究心から生じてきたものですが、親の領域や道徳的な範囲を犯すことがあります。このような規範を犯したときには、親は規範を逸脱しない範囲で、子どもの好奇心を健全に伸ばしていけるように関わり、子どもの「やるべきこと」と「やってはならないこと」の区別(良心)を育てていきます。

この大切な時期に子どもの質問をうるさがったりせず、耳を傾け、心の通ったコミュニケーションができるようにしましょう。


2、仲間との遊び
子どもは、遊びを通じて様々な生活能力を習得しています。子どもの遊びの発達は、一人遊び(2~2歳半)⇒並行遊び(~3歳半)⇒連合遊び(~4歳半)⇒共同遊び(4歳半以降)のように、遊びの形態が変化していくようです。最初は一人でしか遊べなかったのが、成長するにしたがって集団の中で一緒に遊べるようになるという経過を重要視しています。
この遊びの形態が変化する時期は、子どもにとって、他の子どもたちから人間関係を学ぶ非常に重要な時期です。この時期の共同遊びでは、ごっこ遊びが盛んになります。

何気ない遊びかもしれませんが、子どもたちはおままごとで様々な役割を演じることを通して意識が次第に社会へと広がり、『相手の立場になる』ことで自己中心的性格からの脱却も支援していきます。


3、愛着関係の形成
乳幼児期・幼児期に子どもが母親から離れ、安心して遊べるようになったり、純粋で自由な質問ができるようになるためには、親と子どもとの安定した愛着関係が形成されていることが必要不可欠だと言われます。母親と安定した愛着関係が築けていないと、子どもは安心して遊びに集中することができないようです。
心理学では、この時期に「基本的信頼感」を習得することが重要だと言われます。この信頼感は後々、人間関係の基本的な態度の基礎となっていくからです。

子どもが遊びを通じて、初めての他者関係を築くためには、まず親との安定した愛着関係が必要であるということをしっかりと理解しましょう。

子どもの発達課題2 (児童・学童期)

さようならお母さん