初めての育児に戸惑いながら赤ちゃんを抱えて試行錯誤しているママたちを見るたびに、赤ちゃんにやっていいこと悪いことを教えてくれる人が身近にいないことがとても気になっています。

ママたちが良かれと思ってしていたことが、実は赤ちゃんにとっては生命の危険に及ぶほどやってはいけないことだったり、怪我や事故が起こる恐れがある、ということがたくさんあります。

今日は、育児でやってはいけないことをまとめてみました。

うつ伏せ寝
うつぶせ寝は、乳幼児突然死症候群(SIDS)との関連性が指摘されています。まだ上手に首を動かせない赤ちゃんが柔らかいお布団の上でうつ伏せ寝した場合、鼻や口にお布団が当たって窒息する可能性もあります。うつ伏せ寝をさせるときは固い布団で寝かせ、決して目を離さないようにしましょう。

赤ちゃんを暖めすぎない
風邪を引かないように布団をかけてあげたり暖房をつけて、少しでも暖かくしてあげることがあると思います。しかし、赤ちゃんを暖めすぎることは危険です。赤ちゃんは呼吸中枢が未熟なため、呼吸が不規則になることがあります。
通常は自力で呼吸を再開しますが、眠った時に服を着せすぎていたり、布団をかけすぎていると、体温が下降しないため、この呼吸中枢の応答が低下し、無呼吸状態からの回復が起こりにくくなります。こまめに室温を調整したり、赤ちゃんが汗をかいていないかチェックしてあげることが重要です。また、赤ちゃんは大人よりも体温が高いため、大人よりも1枚くらい服が少なくても平気ですのでその点も注意してください。

強く揺さぶる
「乳幼児揺さぶられ症候群」という言葉をご存知でしょうか?
赤ちゃんをあやす時によくされている「たかいたかい」ですが、それだけでも赤ちゃんにとっては深刻なダメージとなることがあります。 身体が強く揺さぶられることで脳が頭蓋骨の中でぶつかって、脳にダメージを受けることです。これにより脳に障害が出たり、寝たきりになってしまう赤ちゃんもいるので注意が必要です。
まだ首が座っていない時期には絶対やってはいけないことですが、大きくなってからも首を支えてあげるなどして充分気をつけましょう。

首への強いマッサージ
幼児・乳児にやってはいけないマッサージ一です。首ひねり死亡例もあるので絶対にしないでください。赤ちゃんの首を強く動かすことは頚椎を痛める恐れがあります。これにより、10〜20秒くらい無呼吸になることがあります。赤ちゃんは首の延髄にある呼吸中枢が未熟なため、このようなことがよく起こります。0歳児が不慮の事故で亡くなる場合、その原因は「窒息」であることが最も多いのはこのためです。

ベビーマッサージのやりすぎ
ベビーマッサージでついついやりがちなのが、1日に全身のマッサージをやってしまうこと。
マッサージ自体は親子の触れ合い(スキンシップ)ですので大切なことなのですが、全身を一気にマッサージしようとはしないでください。相手はまだ乳幼児です。大人の感覚でマッサージをしていては負担になることも多くあります。疲れの原因にもなりますので、1日に行うマッサージは部分的に短時間でやさしく行うようにしましょう。

手首や腕だけを持ち上げない
小さい子どもは間接が外れやすいので、脱臼する恐れがあります。手首や腕だけを持って強く引っ張らないようにしましょう。抱っこするときは手首や腕をもって立ったまま抱っこしたりしないように、脇の下に手を入れるようにして抱っこしてあげましょう。

子どもだけを残して車から離れない
悲しいことに毎年子どもの車内放置事故が起こっています。親が「ちょっとだけ」と子どもを車中に残し、その結果熱中症で死なせてしまったり、子どもが自分でドアを開けて外に出て事故にあう、誘拐など、少しの時間でも絶対に子どもを車内に残して車から離れないようにしましょう。

入浴中に首浮き輪を使わない
入浴時に赤ちゃんが喜ぶ首浮き輪。
楽しそうにしてくれるグッズですが、目を離すと大変危険なことになります。首浮き輪は、C型になっているため、首から抜けて溺れてしまう可能性があります。消費者庁からも注意を呼びかけているので、できれば使わない方が賢明です。

抱っこひもからの落下
外出時に便利な抱っこひも。人通りが多いところや階段も歩くことが出来るので、外出時の必需品だと思います。
しかし、絶対に安全だと過信してはいけません。抱っこひもを使用している時に赤ちゃんが落下する事故が後を絶たないため、東京都は利用者に対し注意を呼びかけています。また、人気メーカーの抱っこひもは残念ながら偽物が出回っています。
偽物は赤ちゃんを守るベルトの部分がゆるみやすかったり、バックルがはずれてしまうことがありますので大変危険です。物ブランドに騙されず、安全点検もきちんとされている本物を買うようにしましょう。

1歳以下の子どもに蜂蜜を与えない
蜂蜜(はちみつ)といえば、砂糖よりも健康的に天然の甘味を摂取できて、栄養もたっぷりだというイメージですが、1歳未満の赤ちゃんには与えてはいけないと言われています。ボツリヌス菌は食中毒の原因菌として有名ですが、1歳未満の赤ちゃんは体内にボツリヌス菌が侵入したら、抵抗もむなしく菌が増殖する可能性が非常に高く危険です。昨年、離乳食に蜂蜜を使い、乳児が「乳児ボツリヌス症」を発症して死亡した事例もあります。厚生労働省は1987年から、1歳未満の乳児に蜂蜜を与えないよう指導しています。

2歳以下の子どもに井戸水を調乳に利用しない
ボツリヌス菌の存在は井戸水でも発見されています。
調乳には井戸水を使用しないでください。
また、井戸水や湧き水の中には、ピロリ菌も確認されています。ピロリ菌は主に2歳以下の子どもの頃に感染してしまうそうです。それが大人になって、胃がんの原因菌となってしまうこともあります。不衛生な水は使わないようにしましょう。

赤ちゃんへの無表情と無反応
赤ちゃんのストレスといっても、ほったらかしにするとかご飯をあげないとか、そんな当たり前の話ではありません。それはただの育児放棄です。実は赤ちゃんや乳幼児にとっては耐え難いストレスとなっていることは、親の無反応と無表情です。日常的に育児者にこの状態が続いた場合、子どもの言葉や発達、発育の遅れなどの報告があります。
赤ちゃんだから何もわからないと思っていると大間違い。急速に脳が発達する時期です。
赤ちゃんには愛情を持って、笑顔で接してあげましょう。



現代は核家族化が進み、育児を学ぶ機会がないまま親になっている人がたくさんいます。
知らないでやっていることが、とても危険だということに気づけないことが大きな問題です。
周りで気づいてくれる人や助言してくれる人もいないまま、悲しい事故や事件が起こっています。

最低限育児で絶対にやってはいけないことは知っておいてほしいですし、
反対にもっとやらせてほしい遊びや体験もたくさんあります。

親御さんたちは育児のポイントを学び、
どうぞ親子とも健やかに過ごされますよう願っています。


適当に

みんな一緒だけど、みんな違う