昨日、『女子高生切りつけで18歳少年逮捕』という事件が報道されました。
少年には知的障害があるということですが、
またか…と思った方も多いのではないでしょうか。

最近、知的障害の疑いがある少年の犯罪が増えてきました。
20年前よりも、なかりの確率で増えているようです。

その原因や背景は複雑でハッキリとはしてませんが、
早い段階で知的障害を見つけて治療や訓練をしていけば、
もしかして、このような事件にはならなかったかもしれません。

何らかの兆候は、学童期には現れているものです。
軽い知的障害の場合は、普段はあまり気づきません。
しかし、はじめはちょっとした違和感があります。
ちょっと違うかな…と思うことが、果たして障害なのか、性格なのか、育てられ方なのかを判断するのは難しいです。それを専門の医師に見てもらいたいと思っても、半年~1年街の状態なのが現状です。小児専門の医師が少ない上に、グレーの子が多くなっているのだそうです。

学校現場でもまず問題になるのが、「キレる子」です。
これは小学校低学年から問題になっています。

学級崩壊にも登場してくる「キレる子」。
どうしてキレるのか。
原因として次の3つのことが指摘されています。

(1) 解離によるもの
(2) 発達障害(ADHDやアスペルガー障害)によるもの
(3) 通常の発達上のつまづきによるもの

詳しくはこちらをご覧ください⇒ソレア心理カウンセリングセンター

私が気になっているのは、今まで普通に友達と遊んでいたかと思ったら、急変してキレてしまう子のことです。

我が家の息子たちもそうでしたが、子どもはふざけがすぎてケンカになるのはよくあることです。ふざけがだんだんとエスカレートしてくるので、「そのうちケンカになるぞ」と予測できます。ケンカになりそうなときは、「そのくらいで止めておきなさい」と注意もできます。

しかし、今までニコニコと笑って友達と遊んでいたのに、いきなり怒りだして手が出たり、暴言を吐いたり、キレてしまう子は、対処も出来ず予測も不可能です。
一緒に遊んでいた子も意味がわからず、どうして怒り出したかもわかりません。

学校の先生や学童支援員などの保育者は、子どもにケガをさせてはいけないと思いますので、キレる子どもよりも、叩かれたりした相手の子どものことをかばうでしょう。
その原因を突き止めようとキレた子に話を聞こうとしますが、当の本人は貝になり、だんまりになってしまうようです。

障害がある無しに関わらず、子どもは友達と関わるという訓練が必要です。
知的障害がある場合はなおさら、専門知識を持った人のサポートの元で専門的な訓練が必要になってきます。

早い段階で訓練できればいいのですが、だいたいの場合、発見が遅れるようです。
中学生になってから手が付けられなくなり、特別支援学級に入る子もいたと聞きます。

本人も、家族も、周りの人も、わからないままの状態でいるよりは、専門医に相談してみることも必要だと思います。
相談する場合は、結局は親の判断にゆだねられることが多いので、自分の考えを言えるようにしておくことが大切です。その上で、専門的な治療や訓練を受けるようにするといいですね。

私は、もっと教育・保育現場に、定期的に臨床心理士や専門医の派遣をするようにしてほしいと思います。直接、保護者と面会できる場を増やすことが求められているように感じます。


明るく 素直に あたたかく

心の授業