昨日のブログの最後に、「大人は、子どもの心の声を聴くようにしましょう」と締めくくりましたが、そう言うと何でも子どもがどうしたいか聞いてしまう方がいらっしゃるようです。
親御さんは、子どもに聞いた方がいいこと、聞かなくてもいい子との判断をつけていただきたいなと思います。

先日、ある高校生と中学生のお子さんを持つ方がおっしゃっていました。
スーパーに買い物に行ったら、小さいお子さんをカートにのせたお母さんが買い物をしていたそうです。すると、「○○を買い忘れたから、さっきのところに戻ってもいい?ごめんね、ごめんね」としきりに子どもに言っていたお母さんの言動が気になったそうです。

また、子どものわがままが悪化しやすい親の態度 でも書きましたが、夕食やおやつに「何が食べたい?」と聞く人も多いようです。

私の疑問…どうして小さい子に、親がするべきことを聞くんだろう?

買い忘れがあれば黙ってUターンすればいいと思いますが…。
子どもに食べたいものを聞けば、自分の好きなものしか言いません。何が食べたいかをたまに聞くくらいならいいですが、それがしょっちゅうだと栄養も偏りますし、レパートリーも少なくなってしまいます。食べたことのない食材でも美味しいと思える機会が少なくなってしまいますね。

食事には、子どもの好きなものやデザートを一緒に出さないことです。
好きなものは最後にあげた方が食事を残さず食べるようになるでしょう。

私は、日常のことをいちいち子どもに聞くことはないと思います。
自分の思い通りに親が動いてくれると学習してしまったら、3歳を過ぎたら大変になりますよ。

反対に、子どもに聞かなければならないこととは?
昨日のブログでも書きましたが、問題行動が出た時に子どもの心の声を聴くことです。
何が原因でそうなっているのかを知るためには、子どもの心の欲求を受け止めてあげることが大切です。

繰り返しになりますが、「甘えを満たすこと」と「甘やかし」は違います。

甘えを満たすこととは、
「自分の存在価値」「自尊心」を満たしたいという子どもの欲求を受け止めることで、乳幼児期に抱っこやおんぶなどのスキンシップを十分に行うことです。「甘えさせ」てもらうことで子どもは親を信頼し、「甘え」られることで親は子どもを可愛いと思うでしょう。

甘やかしとは、
泣けば可哀そうと思い、すぐに欲求をみたしてあげる。
菓子やおもちゃを「買って」と言われればホイホイ買ってあげる。
いけないことをした時にキチンと叱らない。
じじばばのところに逃げれば、「そんなに怒らなくても、まだ子どもなんだから」とかばってしまう。
このようにわがままを助長させるような行いのことを「甘やかし」と言います。

甘えを満たすこと、甘やかすことの決定的な違いは、
「甘えさせることは必要なものを与えること」で、「甘やかしは不必要なものを与えること」と判断したらいいですね。

例えば、子どもが欲しいというものを何でも買い与えたり、おこずかいをあげたりするとどうなる? じじ・ばばに言えば何でも買ってもらえると学習してしまったら?

物やお金を大切にできる子になるでしょうか?
物やお金を大切にすること、我慢すること、物がなければ工夫して遊ぶことを学ぶチャンスがなくなってしまうことになります。

それに、あまりにも大切に育てられた子どもは自己中心的な考え方になりやすく、自分大好きな『ナルシスト』を生むとも言われます。ナルシストの人は、鏡や画像に写る自分の姿を見るのが大好きで見ている時間が長いそうです。
自分が好きなのはいいことですが、自分に甘く、他人に厳しい人になったら将来どうなるのかな?と思ってしまいます。

子どもにとって、何が大切で何が要らないものなのか?
有り余る要らないものを身につけるより、
私は足りないくらいがちょうどいいと思います。

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