昨日、某大手スーパーで、夕飯の買い物をしていた時のこと。
店内アナウンスで、男性の声で某化粧品メーカーの販売アナウンスが流れてきました。
「唇のたてジワの気になる方、口紅のノリの悪い方、1階化粧品コーナーで口紅の無料サンプルをお試しできま~す」というような内容。先日も同じ化粧品売り場で「乾燥、ほうれい線の気になる方、お越しくださ~い」みたいなアナウンスをしていました。
これじゃ誰も来ないでしょ…と思ってしまいました。
案の定、売り場は閑古鳥。
男性定員が暇そうに通り過ぎる人を眺めていました。

アナウンスすればするほど、お客さんが来なくなるような営業って、
どこがいけないのかわかりますか?

男性だからわからなかったのかな?
このアナウンスを聞いて売り場に行けば、「あの人、唇のシワやほうれい線が気になっているのかな?と思われてしまうわ」と思うでしょう。
マイナスのイメージを持たせるようなアナウンスをしてどうするの?!
と私なんか思ってしまいますが…。

では、どのようなアナウンスならお客さんが来てくれるのでしょうか?

何を売っているのかな?と思って、通りすがりに見てみたら、
なんと、今CM中のMアージュの化粧品ではないですか。
なぜ、Mアージュという名前を出さないの?
ほしい人はたくさんいるだろう!

私だったら、「今、CMで話題のMアージュの化粧品が、クリスマス特別セールにつき、お一人様1点限りで特別価格にてご提供しています。今がチャンス!無くなり次第終了させていただきますので、お買いもの途中のお客様はぜひ、1階化粧品コーナーまでお立ち寄りください。無料サンプルをお配りしています」みたいな内容で呼び込みするかな。


実は私、20代の頃に、婦人服の呼び込み定員をしていたことがあったのですが、店舗で売り上げNo1になったこともあり、この手の呼び込みにはちょっと専門知識があります。

呼び込み戦略の中に「お一人様1点限り」は、よく売れるというマーフィーの法則というものがあります。

考えてみれば、スーパーでよく見かけます。
卵、醤油、カレールー、洗剤など、「お一人様1点限り」は、絶対に買うものと思って、飛びついて買っています。買えた時はお得感で満たされます。

これは人間の心理を良く捉えていますね。
1点だけと言われると、もう一度並んででもほしくなる。
買えないと思うと、どうしても買いたくなる。
それが今必要でなくても、とりあえず買ってしまう。

主婦の気持ちをくすぐるようなPOP(私もPOPをやっていたのでわかるのですが)に、ついつい買ってしまっています…。

だいたいスーパーの食料品売り場で買い物をするのは、7~8割がた女性です。
そのうち、主婦が圧倒的に多いのではないでしょうか。
売り場を見ていると、棚の陳列は女性が手の届く高さですし、POPも大きく見やすい。どこのスーパーも、完全に女性を意識した売り場デザインになっています。
通路の真ん中にわざとおいてある特価商品も、邪魔だけど一度足を止めて見てしまうという売り場の心理作戦ですね。


女性は、特別なのが好き

お一人様1点限りの他にも、
今だけ特別キャンペーン
会員様割引
お客様ご優待
お誕生日特別サービス など、
心が奪われてしまういそうなフレーズがあります。

実際にお得になっているので、お客様も満足してくださるし、
お店側も売り上げが伸びれば、お互いにプラスになるのがいいですね。

小売りやサービス業は、女性が心をくすぐられる心理作戦を考えた売り場づくりやアナウンスでなければ売れません。
そして、男性定員が一番大事なことは、「自分が女性だったら?」と女性の気持ちを考えることが大切ですね。

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