最近、保育園に入園してきた3歳児さん。
入園初日から聞き分けが良く、園生活も楽しそうに過ごしていました。
お家では妹なので、上の子をよく見ていたのでしょう。
お母さんはすんなりと離れてくれたと安堵したご様子でした。

それが一変して…。
節分の鬼が出た日から大泣きが始まり、
イヤイヤが言えるようになりました。

一見すると、泣くことは悪いことのように思えますが、
私たち保育者は、「やっと泣けたね」と安心した部分があるんですね。

あまり聞き分けがよいと、「大丈夫かな?」「自分を抑えていないかな?」と
ちょっと心配になったりします。

だから、保育園で泣けるというのは良いことなのです。


また、ある日の子育て支援センターでの出来事。

イヤイヤ期の2歳児が自分の思い通りにならなくて、大泣き。
別の2歳児は、おもちゃのとりあいになっていました。

別の日は、今度はもうすぐ2歳の子が帰りたくないと玄関で大泣き。
お母さんは、お昼ご飯を食べさせる時間だから抱えて帰って行かれましたが、
まだ遊び足りなかったのでしょう、お昼ご飯を食べさせたら戻ってこられました。

泣かなくても、泣いても、心配ですね。
皆さん、初めての子育ての壁に苦戦している様子…。

2歳から3歳というのは、”魔の2歳児”と言われ、イヤイヤ期や反抗期の時期で、親御さんたちは苦労されていることと思います。周りに気を使い過ぎたり、ご主人や家族から「泣かせるな」等のことを言われたり、「泣かせたらいけない」と本気で思っている方もいるようです。

泣かせないように子どもの言うとおりやってあげる育て方をしていると、
子どもが思い通りにならなかったらやってくれともっと泣きます。

イヤイヤ期の子育ては、親の方もとてもイライラしますし、心に余裕がなくなって、心身症などを引き起こしたりする親御さんもいらっしゃいます。そうならないためにも、2歳のイヤイヤが始まったら、子育てのシフトチェンジをする時期だと思ってくださいね。

泣かせないように、ではなく、泣いても大丈夫。
泣きたいだけ泣いたらいいし、子どもに振り回されなくてもいいのです。
子どもはどこかで泣くものです。
危険がなければ、少し様子を見てほっといてもいいと思います。
言葉が出るようになれば、イヤイヤは落ち着いてきます。

反抗期も大変ですが、子どもの言動を真に受けないということも大切です。
「ママきらい!」と言われて落ち込む気持ちもわかりますが、これは親を試す行為だと言われています。キライと言っても大丈夫だから言う訳で、虐待児は親に悪口は言わないという報告もあります。
キライも好きのうちです。
キライと言われて本気で落ち込まないこと。
「ママはそれでも○○ちゃんのこと大好きよ」と言われることを期待しているのかもしれませんね。

しかし、4~5歳になっても親を振り回す言動をしていたら、反抗期とは違います。
今までの子育てを振り返ってみた方がいいサインかもしれません。


子どもは日々成長しています。
いつまでも赤ちゃんではないのです。
2歳になったら赤ちゃん扱いはやめにして、
親の方も子どもと共に成長していかなくてはなりませんね。

子どもの年齢=親歴 です。
幼児の親御さんは、まだまだ親歴が浅い。
経験していないことがたくさんあると思って、子育てを勉強してくださいね。

我が子の子育ては、知識だけでは当てはまらないことが多々あるものです。
実体験を経験した先輩たちの話は、時として”良薬口に苦し”で、耳が痛い話もありますが、
後々になれば、「あの時、言ってもらって助かった」ということもあります。
素直に話が聞ける人は、周りの人が支えになり助けてくれますよ。

今は大変でしょうが、将来はきっとこの経験が役に立つ日が来ます。
親も子も試練を乗り越えてこそ、”親子の絆”が築かれていくのですから。

皆さんの子育てを応援しています。

若い頃の生き方が老後をつくる

持たない 求めない こだわらない