同じ質問をしているのに、返ってくる答えは人それぞれですね。

質問する側には、‘質問の意図‘というものがあります。
返ってくる答えを想定や期待をして、質問をしていることがあるのです。

その質問に対して、返ってきた答えが3段階に分けられます。
 1、想定・期待以上の答え
 2、想定・期待通りの答え
 3、想定・期待以下の答え


ある会社の上司が、入社2年目の中途採用社員に質問をしました。
「1年間、仕事をやってみてどうですか?」
部下の答えは、
「家も近くて通勤が楽なので便利です」
という答えだったそうです。

上司の質問の意図は、
「1年間仕事をやってきて、学んだことや得られたことを知りたい」でした。
その答えが、自分の都合がいいか、悪いか、という想定・期待以下の答えが返ってきたのでがっかりしたそうです。上司は、「この人には、責任ある仕事を任せられないな…」と思ったそうです。

上司というのは、不意打ちをするかのように突然質問をしてきます。
突然そんな質問をされても困る、と部下の方は思うかもしれませんが、同じ質問をしても返ってくる答えが3通りに分かれるので、そうやって現場の判断をしていることが多いのです。

常日頃から、自分で考えて積極的に行動している人は、問題点や改善点も見えるでしょうが、言われてやるだけの人はあまり自分の考えがなく仕事をしているものです。
自分の考えを持たないということは、現場での判断もできないというように理解されてしまいます。

概ね上司の望みというものは、
 ・一人ひとりが責任を持って最後までキチンと仕事をしてもらいたい
 ・学びや経験を積んで、人間的に成長してもらいたい
 ・チームのコミュニケーションを良くして、円滑に仕事をしてもらいたい
とうことでしょう。

上司から部下への質問とは、物事の状態を推測する目安となる現場のバロメーターにもなっています。

部下のやることは、会社や社長の指針をよく理解し、上司とベクトルを合わせ、それに向けて進むことです。
そのためにスキルを身につけたり、学んだり、経験を積んでいくことが必要になってくると思います。

日頃から、自分の仕事をよく観察し、何事にも疑問を持って仕事を行うと色んなことが見えてきます。気づいたことをまとめて上司に報告するスキルも身につけることが大切ですね。


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