数年前から、小学校でも不登校が増えていると聞きました。
不登校までいかなくても、学校に行きたくないという子もいるようです。

不登校になってからでは、なかなか元に戻すのは難しくなりますから、「学校に行きたくない」と言い出したら、子どもの話をしっかり聴いてあげるようにしましょう。

数年前、おおきなかぶ学童保育へ通っていた当時1年生の男の子が、下校中に同級生に自分の持っていた荷物を取られて道の脇に投げられ、それを拾いに危険な策の中へ入っていったという事がありました。

また、当時1年生の女の子も下校中に別の子から、荷物を無理やり持たされたり暴言を言われたりして、何度か泣いて帰ってきたことがありました。

登下校中は、大人の目がありませんからそんなことが起こっているとは、親も先生も知りません。

私がそのことを知ったのは、それを見ていた他の子どもたちからの情報でした。
いじわるをされた当の本人たちは黙っているのです。
「どうして嫌なことをされたのに、先生に言わなかったの?」と尋ねると、
「だって、つげぐちしたらもっとするぞ、っていうんだもん」ということでした。

話を聞くうちに、子どもたちだけでは解決できなさそうでしたので、子どもたちにアドバイスをしました。

・自分が傷つけられたり、安心できない約束は守らなくてもいい
・お家の人や先生にいじわるされたことを相談することは、つげぐちにはならない
・そのままほおっておくのは、いじわるしている子のためにも良くない。いじわるされた相手の子に「先生に相談する」と言って、困ったときには必ずお家の人や先生に相談すること


その後、子どもたちは勇気を出して担任の先生に相談したそうです。
担任の先生は、いじわるをした子にキチンと話をしてくれ解決しました。


しかし、すんなりおさまらない場合もあります。
何度注意してもいじわるを止めない子がいて、何度も泣かされて帰ってきた子が、とうとう学校へ行きたくないと休むようになりました。

数日後、私は子どもたちの下校時間に様子を見に行きました。
案の定、子どもたちが傘や荷物を持たされたりして、トラブルを起こしていました。
そのまま、トラブルを起こしていた子どもたちと学校へ戻り、担任の先生に下校途中で起こっていたことをお話し相談させていただきました。担任の先生がいじわるしていた子にしっかりと話してくださり、その後はいじわるもなくなったようです。

親御さんの中には、「子どものケンカに親が出るのはおかしい」と思われている方もいらっしゃいますが、小学1年生くらいだと、幼稚園や保育園では経験しなかった大きな集団になり色んなタイプの子どもたちと関わりができ、自分たちで解決できないことがあります。それがきっかけで、学校へ行けなくなる子もいるのですから、親や先生の関与がまだまだ必要な時期だと思います。

大人の目が届かないところで、いじわるをやっている子も、やられた子も、黙っていることがあります。大人に話をするきっかけがあれば、解決できる方法はいくらでもありますから、それを子ども自身が知ることが大きな問題を回避出来ることに繋がるのです。

子どもが大人に話せないことが問題であり、大人は子どもの安全地帯になってあげなければならないと思います。

大人に話せない事情は、他にもあります。
大人が聴く耳を持っていない場合は、話すことも相談することもできませんね。
まずは、「困ったことがあれば何でも聴くよ。いつでも相談してね」というメッセージを子どもに伝えることが大事なのだと思います。

ただし、いじわるをしている側の子は、自分の都合の悪いことは言いません。
子どもの話は客観的に聴くようにし、あまり鵜呑みにしないことも大切です。
疑問に思ったら、担任の先生に相談するのがいいと思います。

子どもたちがSOSのメッセージをいつでも出せること。
出してもいいんだと知ること。
信頼できる大人がそばにいることが、いじめを未然に防ぐ手立てになっていくのだと思います。

信じてくれた人のことは裏切らない

人との出逢いは、化学反応を起こす