大人と子どもの間には境界線がある。
それを大人が子どもに教えてあげることが、子どもを守ることになる。


と、私が子育てを学びはじめた当時、先生がおっしゃっていました。
大人の世界には、子どもはまだ入れないんだということを教えるのだそうです。

お酒やたばこは子どもは飲めない。
パチンコ屋には入れない。
これはわかります。

では、「大人の話に首を突っ込まない」はどうでしょう?
昔は、『長幼の序』とか、『分をわきまえる』という言葉があったので、自然と年長の者が教えていたように思います。

しかし、今の子どもたちは平気で大人の会話に入ってこようとします。
私は、学童保育を運営していますが、先生方と連絡等の会話をしている時でも、
「それ、何のこと?」と、平気でため口で大人の話に入ってきます。
そういう時は、「今は、大人のお話をしているの。話に割り込んではいけません」とハッキリと言います。
そうやって、大人と子どもとの境界線を示しています。

大人同士で話をしているのに、割り込んで自分の話を始める子もいます。
そんな時は、「今は、あなたにお話をしているのではありません。後にしてね」
と言います。
そして、大人の話が終わったら、約束通り、子どもの話をキチンと聴きます。

順番を待つことを教えるのは大事です。そして、分別を付けさせるために、「今は話してもいい時かどうか」を判断させたいと思っています。

こうして、子どもは大人の会話に入れないことを知り、自分がまだ大人ではないことを自覚していくのです。もう少し大きくなって、高校生、大学生になれば大人の会話が出来るようになります。大人と会話ができることへの憧れを持つようになれば、大人への期待も膨らむでしょう。

私が一番残念に思うのは、子どもが「大人になんかなりたくない」と言う子がいることです。その子の周りには、お手本になるような人生を楽しんでいる大人がいないのかもしれません。又は、こういう大人にはなりたくないというような、悪い大人の見本があるのかもしれません。
いずれにせよ、子どもが将来に期待できないような世の中にはなってほしくありませんね。


子どもに判断力をつけさせるためには、大人自身が一線を示す必要があります。
一線がわからないと、子どもは『言っていいこと悪いこと』、『やっていいこと悪いこと』の堺がつかなくなるようです。

子どもには立ち入れない場所があるし、許されないことがあるということを、是非、大人は子どもに教えておいてほしいです。

それが子どもを守ることに繋がると思います。


無理をしない

平成29年度スタート!