子どもを育てるときの言葉に、『子どもは寒い環境で育つ』というものがあります。

不自由、不便、物不足のなかにおいてこそ、頭も体も心も豊かにはたらき、『知・徳・体』教育への道が開ける、というものです。

自由で、便利で、物が溢れている環境では、子どもの脳は働きが鈍り、自分で考えない、自分で動かない、自分で伝えない、ということが起こってしまいます。これでは、世の中の試練を乗り越えられなず、すぐに折れて傷つきやすい人間になってしまうかもしれませんね。
現代は、生き辛い人がとても多いように思います。

子どもを温かく守ってあげることも大切ですが、それに慣れてしまうと学校へ行きたがらなってしまいます。

学校に行きたくないと言ったら、すぐに休ませる。
習い事で嫌なことがあると、すぐにやめさせる。
いじわるをされた相手の家に怒鳴り込む。

親は、子どもを過剰に守る必要はありません。

よく判断もしないで、我が子の言うことを鵜呑みにしない事です。
その背景に何があったのか?
本当の問題・原因は何なのか?

本当にそれが我が子のためなのか、客観的に見て先に繋がる判断をすることです。


『獅子の子落とし』ということわざがあります。
自分の子に苦しい思いをさせて力量を試し、這い上がってきた者だけをりっぱに育てるという意味のことわざですが、時には子どもを突き放すことも必要だということです。

突き放すとは、自分で考えて乗り越えさせること。
安易に手助けをしてあげないことです。

『手は外なる脳』とも言われます。
自分で考えて、自分の手で創り出し、仕上げていく。
完成・達成した喜びを体験することこそ、生きている充実感が味わえるのだと思います。

それを初めから親が保護し干渉しすぎて、伸びる芽をもぎ取ってしまったら、子どもはうまくは育ちません。

私がまだ子育て真っ最中の頃、先生に教わったことは、「子育ては環境整備から。お金や物は足りないくらいがちょうどいい」ということでした。つまりは、たくさんのお金や物を与えない事、贅沢をさせない事です。
ついでに、親の口出し・手出しも足りないくらいがちょうどいいようです。

そういえば、最近は厚着の子が多い気がします。
子どもは大人よりも体温が高めなので、1枚少なくてちょうどいいですね。

やっぱり、‘子どもは寒い環境で育つ‘ものなのでしょう。

意志のあるところに道は開ける

男の子の育て方