社会的認知』という言葉があります。
「人が社会からの情報を認知する過程を言う」のだそうです。

よくこんなことがあります。
同じことをしているのに、一方の人は好意的に受け止められて、
もう一方の人は人から嫌がられてしまうことがあります。
二人のしていることが同じであれば、同じ評価がなされても当然なのですが、
にもかかわらず、理不尽なことに必ずしも同じ評価をされないことがあります。

兄弟で同じ失敗をしても、母親は日頃からお調子者の上の子には「またふざけたんでしょう?」と叱り、ちょっと消極的な下の子には、「そんなに気にしなくていいのよ」と慰めることがあります。
上の子からしてみれば、「なんでいつも僕(私)ばっかり叱られるの?」と言うでしょう。
母親からすれば、「いつもそんなことばかりして、普段の行いが悪いからよ」と
日頃の行いに釘を刺すのです。

人は一場面だけを切り取って、その事実を評価するものではありません。
つまり、その行為だけを厳密に認知するというよりも、ある社会的な枠組みや、いわゆる「色眼鏡」を通して認知する傾向にあるということで、これは、社会心理学において『社会的認知』と言われています。
(習慣術より参考)

これによれば、自分を好意的に受け止めてもらうためには、日頃の言動が大切だということです。
だから、いつもいいかげんなことをしている人が、ある1つの行動(失敗)について「色眼鏡で見られた」とか、「自分だけ低い評価を受けている」と抗議したとしても通用しにくいのです。

上司から見て、
普段だらしなくて口ごたえばかりする部下と、
日頃から真面目に仕事に取り組んでいて素直に返事をする部下。
どちらを高く評価したいでしょうか?
同じ失敗をしても、評価が違ってくるのは当然と言えば当然で、
「日頃の行いが悪いからだよ」とお説教をするときによく言われますが、
まさにその通りなのです。

低い評価を受けたと講義をする前に、自分の普段の行いを見直してみましょう。
評価が低い訳があるのかもしれません。

反対にいつも真面目に仕事をしている人が、たまたまミスをすることもあります。
真面目な性格のしっかり者は、自分の失敗を悔やむでしょうが、
周りの評価は自分が感じているよりも好意的です。
日頃の行いで問題のない人は、それほど落ち込まなくても、
また次で取り戻せばいいのです。

あなたが人に好意的に見てもらいたいと思うのであれば、
常日頃から相手に好印象を持ってもらうようにしておくことが大切ですね。

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