人間として守らなければならないことは、
親がいつも率先してお手本を示しながら、
子どもにも守らせること。
理屈でなく行動で教えること。


井深大の言葉
(日本の電子技術者、実業家、SONY創業者の一人)


やってはいけないことを親が子どもに教えるときに、
「○○はやっちゃダメよ!」と言いがちですよね。
実はこれ、「やっちゃダメ」は頭に残らないそうです。
何が頭に残るかというと、冒頭の言葉○○しか残らないのが脳の特徴なんですね。

例えば、「万引きはやっちゃダメよ!」は、「万引き」という言葉だけが脳に刻まれます。
それまで意識しなかったのに、脳に”万引き”と刻まれてしまったことで、
ついついやってしまった…ということもあります。
ですから、否定語は子育てにはあまり必要がないのです。

今、世の中を騒がせている不祥事を起こした女優の息子。
女優であるお母さんは、常々息子にこう言っていたそうです。
「あんたが不祥事を起こしたら、私の仕事はなくなるんだからね」と。
「不祥事は起こすな」「不祥事」となっていったのでしょう。
以前テレビでインタビューされた時には、
「うちには大型犬のような息子がいます」とおっしゃっていました。

「不祥事…」「大型犬…」
テレビを見ている私たちでも、インパクトのあるこの言葉だけが頭に残ります。

一事が万事。小さいころから否定語で育てられたのだろうなと想像されます。


人間として守らなければならないことを教えるときには、
否定語ではなく、親がお手本を示しながら自ら行動することが大切だと思います。

子どもに理屈は通りません。
子どもの心に届けるためには、相手を信頼することです。
子どもを疑って否定語で注意されたら、否定されたようになってしまうかもしれませんね。

”心配したら、心配した通りに育つ”とも言われます。
先回りして心配し、いろんなことを禁止したところで、親が見ていないところでその反動は出てきます。 注意されれば注意されるほど、ストレスも溜まっていくでしょう。

「ダメ!」を使うのは、命の危険があるときやルールを守らなかったときなど、やってはいけないことをやった時だけでいいと思います。先回りして「これはやっちゃダメよ」とやってもいないことを注意したり、「だから言ったでしょう」と失敗したときに「ダメ出し」をすると自信がなくなるだけです。

そうはいっても、心配するのが親心なのですが、
親自身も節度を持って、自分をコントロールすることが必要なのではないかと思います。

子どもに自律を促すためには、親子の信頼が大切です。
いずれは自分の手元から、子どもを手放すときが来ます。
そうなった後の繋がりは、信頼関係しかありません。

親の言葉は、隣で子どもが聞いています。
子育て中の親御さんは、なるべく未来志向で、
肯定語と感謝の言葉をたくさん使うようにしましょう。

健康管理も仕事の内

まずはじめに‘思いありき‘