幼児の情緒が安定しているかをみる目安に、
『よい声 よい顔 よい動き』 というものがあります。

よい声…ご機嫌がいい
よい顔…表情がいい
よい動き…自主的・意欲的に取り組む姿勢

情緒が不安定な状態とは?
欲求不満で甘える、すねる、泣きわめくほどの神経質、ヒステリーなど、
手の付けられない状態になることもあります。

よい声 よい顔 よい動きで言えば、
「機嫌が悪く、泣いたりわめいたりわがままをいう、自分からやろうとしない」
「わがままを言って、やたら甘えてくる、ダメだというとすねる」
という状態になることです。

どうしてこのようなことが起こってしまうのか?

ルソーの言葉に、
「世の中には、自分の子どもを保護することばかり考えている者があるが、それでは十分とはいえない。だんだん成長していけば、自分で自分を保護するように育てなければならない。どんな運命に痛めつけられようとも、どんな貧乏にも耐えていけるように、必要とあらばアイスランドの氷の中でも、マルタ島のやけつくような岩の上にでも、それに耐えていけるような、そういう子どもに育てなければならない」
というのがあります。

間違ってはいけないことは、子どものご機嫌をとることではないということです。
子どもの欲求を全部満たすことが情緒を安定させることではありません。

また、放任もよくありません。
好き勝手のやりたい放題、ほったらかしにされている子どもがはたして情緒が安定するでしょうか?

情緒の安定は、人格形成をつくる上での基礎・土台になるとても重要なものです。
何事も自分本位で耐えることを知らなければ、精神虚弱になってしまいます。
これは、大人になってからも変われない『根性』の問題になっていくのです。

乳幼児期の人間教育がいかに重要であるか、
保育現場で子どもたちをみて感じているところです。

着るより脱ぐことからはじめる

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