保育所保育指針と同じく、学習指導要領も10年に一度改訂になります。

驚いたことに、平成30年度に改定される学習指導要領改訂の背景には、
「人口知能が進化して、人間が活躍できる職業はなくなるのではないか」
「今学校で教えていることは、時代が変化したら通用しなくなるのではないか」
という懸念があるようです。

今、様々な分野で言われていることですが、将来は人工知能により仕事が半減すると言われています。
オックスフォード大学が認定 あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」をみると、金融機関や医療現場など資格や技術が必要な職業もあります。職人の仕事も無くなる可能性があります。これからは知能だけでなく、人間がやっていた繊細な技術もコンピューターがやってくれるということなのでしょう。
親からすると、高い教育費を払って塾や大学に行かせても安泰ではないということですね。

私が感じたことは、時代はどんどん進化している反面、アナログ的な人間的性やたくましさが重要になっていくような気がしています。
例えば、自分で考えて行動することや、目標に向かってコツコツと積み上げていく努力、人とのコミュニケーション能力、判断力、理解力、協調性などの適応力等です。今の時代に何が必要かを判断し、今までのやり方を柔軟に変化させて対応できる能力が要求される時代に入っているのだと思います。

そのような「生きていく力」を今度の学習指導要領では、さらに大きく打ち出しているのではないでしょうか。

今までにも何度も取り上げてきましたが、やはり”人格形成”が大きなカギを握ります。人格とは、一言でいうと”温かい心を持った人”のことです。幼児期に心を育てることがこれから益々重要課題になっていくことでしょう。

就学前に乳幼児期の教育保育の質を向上させることが、私たち保育者・教育者はもっと力を入れて取り組まなければならない課題なのです。

家庭教育においても、ただ単に受験だけを目標にするのではなく、
子どもの心の土台を育てられるよう温かく支えてほしいなと思います。

守・破・離

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