おおきなかぶ学童保育は、千葉県大網白里市みずほ台にあるNPO法人民間児童館おおきなかぶが運営しています。

もうすぐ、来年度の入会受付がはじまりますので、
今日は、よく聞かれる質問「NPO法人ってなに?」にお答えしたいと思います。

NPO法人とは?
NPOとは、Non Profit Organization(ノン プロフィット オーガニゼーション)の頭文字をとった名称で、Nonprofitとは非営利、Organizationとは団体・組織を意味するものです。直訳すると「非営利団体」となります。そのうち、特定非営利活動促進法(NPO法)にもとづいて、法人格を取得した団体をNPO法人といいます。

NPO法人の制度が制定される1998年までは、「法人格の取得」というと、株式会社や有限会社などの営利団体に比較して、社団法人や財団法人などの非営利団体の方がはるかに設立が困難でした。そのため非営利活動を行う団体は、やむを得ず法人格の取得が容易な有限会社等の会社法人として運営するケースや、そのまま任意団体として法人格を取らないで、税務署等への届出もせずに活動する団体が依然として多く見受けられました。

それが、1990年代はじめから、国民の間で市民活動が活発化し始め、阪神・淡路大震災を機に個人ではできない組織的な非営利・益増進活動を永続的に行えるようにしなければならない場面に直面し、市民活動団体が簡単に法人格を取得できる新しい制度の創設の必要性を訴える声が高まりました。そして、1998年に議員立法で特定非営利活動促進法が制定され、「特定非営利活動法人(NPO法人)」が誕生することとなりました。

NPO法人は、原則として誰でも、しかも資金なしで設立することができる一方、審査や規約・制限が厳しく、NPO活動の範囲は特定非営利活動促進法第2条第1項で定める20分野に制限されるほか、不特定かつ多数の者の利益の増進に寄与することが求められており、社員(総会で議決権を持つ正会員)の資格制限の撤廃や情報公開など、公益性重視の観点からの規制が設けられています。

自治体にもよりますが、私が設立した当初は約4か月の期間がかかりました。法人で何かを決定する場合においても、必ず2週間前までに理事徴集を行い、理事会を開き、議決多数で承認を得なければなりません。

非営利とは、お金をもらわないで(無償)活動するということではありません。
例えば、組織としてのおおきなかぶ学童保育を運営していくには、家賃、水光熱費、通信費、修繕・維持費など、様々な諸経費が必要です。NPO法人正会員からの会費収入や寄付金だけでは、学童保育事業を遂行するには十分ではありません。そこでNPOも事業により収入を得て、安定した運営にし、安心安全で楽しい学童保育になるよう、社会に存続していくことが求められます。そのためなら人を雇うことも可能であり、人件費も発生します。
とは言っても、ボランティア精神のある人が集まっている団体でありますので、自分たちのできる範囲で活動に必要なものを作ったり、子ども達の安全・安心と育成のために理事や正会員、支援者の方々には、多大なご尽力をいただいております。

「株式会社」との違いは?
得られた収益を株主で分配するのが株式会社(営利企業)です。株式会社の社員は、賞与として分配されます。しかし、非営利で活動するNPOはこのような利益の分配は行わず、利益は今後の事業に充てなければなりません。つまり、利益の分配の有が営利で、利益の分配の無が非営利という訳です。

千葉県は、全国でもトップクラスのNPO推進県です!
従来の公益事業は、行政が担う分野と認識されてきました。しかし、行政の原則は平等公平性を重視されています。市民誰にでも、同じように接しなければならないのが行政の仕事なのです。ところが、現代は人々の価値観は多様化し、社会問題も多種多様となっています。こうなると、平等、公平の原則に配慮し、法令に基づいて動かなければならない行政では、迅速で、きめ細かな対応が難しい場面が出てきます。
例えば、大網白里市内にある公設公営の学童保育では、入所条件を一律にする必要があります。しかし、実際には駅の周辺に共働きが多く、学童保育を必要としている世帯が集中しています。核家族も多くなり、保護者の要望は、早朝・延長保育、4年生以上の受け入れ、給食、手づくりおやつ、学習指導(塾の役わり)、一時保育、送迎など、多種多様なニーズが増えてきているのです。そのニーズに公設公営で対応するのはとても難しいというわけです。

一方、行政に比べて小回りがきき機動性に勝る民間非営利団体は、個別の活動だけを見れば範囲は限られているかもしれませんが、全体としてみれば行政での対応が難しい分野をカバーしながら、行政とともに公益を担っていく可能性を持っていると言えます。それに行政の立場からすると、株式会社と手を組むよりも、非営利団体であるNPO法人の方がより公平性が高いので、NPO法人がその担い手として注目されています。そこで千葉県では、行政のいいところと民間の柔軟性を併せ持った公設民営化を市町村に提案しています。行政と民間の『協働』による町づくりに力を入れているのです。

数年前から、民間非営利部門は、公共・民間の勢力と並ぶ第三の勢力として成長を続けています。行政と並んで公益を担う力を持つようになれば、市民主体の社会の実現に大きく役立つでしょうし、この第三勢力の担い手として、NPO法人に期待が集まっています。

私たちが目指すもの
おおきなかぶ学童保育は、絵本おおきなかぶのお話のように、「地域、保護者、保育者の皆で協力し合い、子どもたちの大きな夢を叶えていこう」「おおきなかぶは大きな家族」をコンセプトに、創立者中嶋悦子の元に地域のNPOの精神を持った有志者が集まり、平成19年3月、子どもたちの育成を目的とした『特定非営利活動法人民間児童館おおきなかぶ』が設立されました。以来、この活動にご賛同された方が、おおきなかぶ学童保育にご入会いただいております。(運営主体はNPO法人民間児童館の理事会で、内容は理事会及び総会で決定されたものです)

これからも地域の子どもの育成や保護者のために、子育て支援活動を続けて行く所存です。
今後ともNPO法人民間児童館おおきなかぶを、どうぞよろしくお願いいたします。



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