こんな話があります。

ある時、人に認めてもらい願望が強いAさんがいました。
周りの人に認めてもらえるように、無理をし必死で仕事をやっていました。
しかし、自分が思うほど人から声はかけてもらえない。
「こんなに頑張ってるのに、上司は見てくれない。声をかけてくれない。認めてくれない…」という気持ちが強くなり、フラストレーションが溜まり、それがストレスになってきました。
結局、自分の気持ちを伝えることもないまま、「自分の価値を認めてくれない職場なんていても意味がない」と思い、退職したそうです。

数年後、元職場の元同僚Bさんとばったり道で会いました。
Bさんから、「あの頃のAさん、がんばっていたよね。(上司の)FさんもAさんのことを認めていたから、とても残念がっていたよ」と聞いたのでした。Aさんは、ハッとしました。上司はちゃんと見ていてくれていたんだと気づかされたのでした。

元同僚のBさんは、Aさんと同じ仕事内容でしたが、その後、頑張って係長に就任していました。

Aさんが再就職した職場では、以前と同じことが起きていました。
以前よりももっと認めてもらえない状況でした。今の職場の上司は厳しい人でしたから、認めることや誉めることなんてまずありません。益々苦痛に思っていたので、また転職を考えていたのでした。

元同僚のBさんの聞いて、Aさんはとても後悔したそうです。
「辞めなきゃよかった」と…。


プライドが高く、認めてもらいたい願望の強いAさんは、人に求める気持ちが強すぎて、自分で自分の首を絞めるような考え方をしていたんですね。
自分の考え方に原因があるとは気づかず、自分が求めるものは手に入らず、
結局は後悔だけが残ってしまったのでした。


人はそれぞれ色んな人がいて、世の中は多様なグループや組織があるものです。自分が正しいとか、相手が間違っていると思うと、多様な考えを受け入れることなどできません。

自分を認めてほしいとか、わかってほしいと強く思ってしまうと、自分らしさがなくなってしまう気がします。自分のやるべきことをちゃんとやっていれば、認めてくれる人は、認めてほしいと望まなくても自然に現れるものです。

人がどう考えようが、人からどう思われようが関係なく、自分の役割りを自覚し、
責任を持って仕事を行っていくことがなによりも大切だと思います。

人それぞれに考え方とやり方があります。
自分の考えを認めてもらえないと思うことが強すぎると、皆と協調することは難しくなります。人に自分の存在価値を求めるのではなく、自分が人を認めていくことでこれは解消していくのではないかと思います。


相手は、自分が思うようには変わりません。
自分が変わるしかないのです。

人を認めれば、人から認めてもらえます。
人を思いやれば、人から思ってもらえます。

人が嫌になって、人から逃げても、
また同じような人に出会うように、天に仕組まれているのです。
それが宿命であり、今世の宿題だからです。

逃げることより、自分の課題をクリアさせることが大切なんだと思います。


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