以前、テレビで孤独死が増えているという内容の番組をやっていました。

子どもがいない、離婚したなどの理由で独り暮らしを余儀なくされているそうですが、今の70歳以上の世代はまだ兄弟も多く、甥や姪がいても孤独死が増えているのだそうです。

『このままでは、2040年ごろには年に20万人が「孤立死」するようになる。この人を最近見掛けなくなったという話から、役所の人が亡くなっていないか訪ね歩く。今、孤立死は3万人とみられ、全体の125万人の死亡数と比べれば、100人に3人いるかどうか。それが、5人亡くなれば1人近くは引き取り手がないとなって、行政の仕事になる』
年間20万人が孤立死。家族難民があふれる日より~

晩婚化で子どもを産める年齢が限られているため、子どもの数が減ってきています。
離婚率も高くなっています。核家族も多いですね。
その結果、独り暮らしのお年寄りが多くなり、身寄りのいない、引き取り手がいない、という状態になっているそうです。

いろいろな事情があって、結婚しない、子どもを産まないという人もいるかもしれません。
若く元気なうちは問題ないですが、自分も齢をとります。身体が動かなくなって、仕事もできない、家事もできない、病気になったりと何があるかわかりません。結婚や妊娠できるチャンスがあるのでしたら、家族をつくることも人生においては必要なことなのだと思います。

私は、”老いて幸せになるために、若い頃に苦労をするのだ”と思っています。
広大な荒れた畑に鍬を入れる時は、これからどうなっていくのか、先は全く見えない状態です。それでも、諦めずに一つひとつ草を取り、石を取り除き、固い土を耕して、種を蒔き、水を与えながら、コツコツと働いていれば、やがては芽が出て花が咲き、実が成る日が来ることでしょう。

人生も同じではないでしょうか。
若いうちは苦労が多い。何かを始めようとするときには、試練がたくさんある。
先が見えない状態でも、コツコツと働いていれば、いつかは実の成る日もくるというものです。

平均寿命が90歳近くになっている現代、それを人生で例えれば、20~30代は、まだまだ畑を耕して種を蒔く時期。40~50代になって花実をつけ、収穫できるのは60代以降ではないかと思います。だから、若いうちの苦労は当たり前です。

私は、60歳以降で人生の収穫時期に実りのある人生にするためには、持っておかなくてはいけない重要なものがあると持っています。

1、安定した収入
  年金以外に生活していけるだけのお金が毎月入ってくる(仕事や資産)

2、人との繋がり
  家族、趣味や仕事の仲間など

3、穏やかなで健康な心身
  やすらぎがあり、興味のあることができる身体を持つ


誰でも齢をとるのはわかっているのですが、そのために老いの準備をしているか? と聞かれると、考えていない人が多いのです。

どういう状態で人生の最後を迎えたいか?
やすらぎの中で家族に看取られたい、と思うのであれば、今から何をすればいいのか? 人生の逆算をすることが大事なのだと思います。


数年前に亡くなった父方の遠い親戚の叔父さんは、若い頃はお金持ちで羽振りが良かったそうですが、傲慢だったため奥さんに逃げられ、子どもは行方知れずとなり、齢をとった後はお金もなくなり、孤独死だったといいます。身寄りがいないため葬式もあげられず、私の父と年老いた叔父の姉が納骨をしたそうです。

人の繋がりを大切にしなければ、いずれは独りになってしまいます。
今が良ければいいというのでは、先が見えません。

50歳を過ぎたら、後半の人生設計を見直す時期かもしれませんね。

子どもとの距離

チャンスを逃さない