以前、福祉のテーマで、行政と民間で会議をしたときのことです。

行政職員の方に、
「民間との連携で成功している近隣の市町村の事例を視察してみてはどうでしょうか?」
という提案をしました。

それについての答えは、
「成功している近隣の市とここでは事情が違うし、予算がないからできない」
でした。

相手にこちらの話を聞き入れる(受信)する準備がなさそうでした。
他にも話し合うテーマがあったので、それ以上突っ込んだ話はしませんでした。

しかし、私はとても疑問に思いました。

・どうして予算がかかると決めつけて、「できない」と判断するのだろう?
私は、行政主導で行っている事業の中には非効率なことが結構多いように思ったので、それを行政がやるのではなく、思い切って民間に委託することでかえって今の予算よりも少なくてすむのではないかと思いました。また、民間で行うほうが、住民のニーズに応えられてサービス向上になるではないかとも思いました。その分、職員は雑用の手間が省けて、行政本来の仕事ができるのではないかと思い、効率の良い方法だと思ったから提案しました。

・なぜ、今のやり方を変えようとしないのだろう?
変化を受け入れない体質があるのか?事例がなからできないと思うのか?
仕事が増えるのが嫌なのか?

これは何も、行政だけに限ったことではありません。
民間企業でも、ダメだと決めつけてできなくさせていることは結構あります。


人が「ダメだ」というとき、「本当にそれはダメなのだろうか?」と、私は疑問に思ってしまうのです。今のやり方で上手くいかないし、問題があるから会議をするのではないだろうか?

変えるための会議ではないのだろうか?

人がダメだと思うことこそ、人がやらないことだから、
そこにチャンスがあるのだと思います。

人が思いつくことをやるだけなら、もうとっくに誰かがやっています。

アイデアとは、何もないところからは生まれないのです。
蓄積された情報や経験があるからひらめきがあり、思いつくのがアイデアなのです。

やってもみないうちからダメだと決めてかかるのは、みすみすチャンスを逃すようなものです。

経営者や上司の方は、まず人の話を『聴くスキル』を身につけていただきたい。聴くことは、重要な情報が手に入るのと同じです。

最先端の現場で働く部下、需要を提供してくれる顧客、ニーズを知っている業者などの話を聴くことで、様々な視点を与えてもらい、気づきとアイデアをもらえるということを、もっと重要視していただきたいと思います。

「無駄だ、ダメだ、できない」と思えば、できなくなるのは当たり前です。
でも、「無駄ではない、可能性はある、できる」と思えば、本当にそうなります。
ものは逆から見るのが正解なのです。

「ダメだ、ダメだ」にチャンスありですよ!

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