蛙の願立て

得することばかり考えて損することを考えない者や、前ばかり見て後を見ない者のこと。いいかげんな考えで失敗してしまったことのたとえ。

蛙が、人間のように立って歩けるようにと願を立て、清水寺にお参りして望みは叶ったものの、目が後向きなので歩けず、干乾びて死んだという話から。



務めていた会社を辞めたAさんのお話です。

Aさんが会社を辞めた理由は、役職に就きたくなかったからだそうです。責任のある仕事を任されれば、仕事量も増える。その割に給料は大して変わらない。要するに、このままこの会社にいても仕事ばかりが増えるだけで損だと思ったのですね。自分は資格をもっているから、他所でもやっていけると自信があったのでしょう。

しかし、実際には転職をした先では、自分よりも年下の上司から使われる立場となり、給料も前職よりも少なくなりました。それよりも何よりも、損だと思って辞めた会社が、数年後には優良企業になって成長し、業績も伸び、社員はそれまで頑張った結果、皆充実した仕事とお給料を手にすることができたのでした。

Rさんは、目先しか考えていなかった結果、人生最大とも言える後悔をしたそうです。


目先のことだけを考えない

以前、自分のことだけの損得しか考えていないような人の話を聞くことがありました。‘蛙の願立て‘です。意見をしても聞く耳がないような人には、人は反論さえしなくなります。

世間では通用しない考え方をしていても、「井の中の蛙 大海を知らず」ということさえ、気づく機会を失ってしまうのです。

結局、「世間知らずに徳は無し」なのかもしれません。
自分の心眼は、どこを見ているのか?を、‘振りカエル‘ことが必要ですね。


頭を下げて通らせてもらう

搦め手から攻める