先週の父の日、家庭菜園が趣味の父親のために、長男が「みんなで耕運機を買ってあげよう」と、社会人の姉弟たちでお金を出し合って、耕運機を買いに行きました。

「どうやって渡す?」「お父さん喜んでくれるかな?」と、長男が自分で車を運転しながら話していました。社会人になって、初めての父の日。自分で稼いだお給料を奮発してくれたんですね。姉も一緒に買い物に付き合ってくれて、楽しい日になりました。

そうそう、私はこんな子に育ってほしかったと思って育てていたんだな、と自分の子育て中のことを思い出しました。親孝行な子に、相手を思いやる気持ちのある子に、自立した子に、育ってもらいたかったのです。
今、4人の我が子たちを見て、どの子も本当に素直に育ってくれたと思います。ありがたいことです。私の老後はたぶん、子や孫に囲まれてにぎやかになります。

今、育児に奮闘しているママたちに教えてあげたいことは、『人格形成の基礎は、3歳までにつくられる』ということです。乳幼児期の子育てが人格を形成すると聞いたら驚かれるかもしれませんが、私が実践してきたことを今日はご紹介したいと思います。


よく「三つ子の魂百まで」と言われますが、人間の脳は3歳までに80%完成するのだそうです。

だからと言って、早期教育や習い事をさせなければならいということではありません。3歳までの育児で、”ひととなり”が形成されると言われます。要するに、人格は3歳までの育て方が重要というわけです。

人格形成の基礎とは、自己評価・自己肯定感のことで、
「自分は愛される価値のある存在だ」ということを肌で感じて育つのが、乳幼児期(3歳まで)なんですね。

私が人格形成の基礎を育てるために我が子に実践したことは、生まれた直後からのスキンシップでした。母子同室の産院を選び、出産後は24時間赤ちゃんと一緒に過ごしました。そこでやっていたことは、赤ちゃんと一緒にゆったりと過ごすこと。

おむつを替えたり、おっぱいをあげたりしながら、頭や背中、手足をやさしく撫でてあげることでした。これは、退院しても続けていました。忙しい時間帯の家事は日中に分散してやったり、手抜きしたりして工夫していました。イライラすることはなるべくしない。そうすることで、赤ちゃんとの時間が持てるようになりました。
これも、3人目、4人目の育児になると手馴れてきて、どうしたら時間を有効に使えるかを考えて1日を過ごすようになっていきました。

スキンシップで心がけたのは、頭の後ろから首筋、背中をなるべく撫でるようにしたことです。実はこの部分は自律神経が通っており、交感神経と副交感神経のオンオフをするところなんです。うちは主人も私もアレルギーがあったので、アレルギーの原因が自律神経にあることを知り、精神を安定させるためにも撫でてあげていました。

おむつ替えの時には、おむつを外した状態で足を掌で刺激してやります。
「伸び伸び~」と言いながら、さすってやると気持ちがいいのか、足をバタバタしたり、伸びをしたりして喜んでいました。乾布摩擦の赤ちゃんバージョンです。肌が丈夫になりました。たぶん伸びをした時に、身長も伸びたのではないかと思っています。今では4人とも、父母よりも背が高くなりました。

実は、乳児の肌への刺激をすることで脳の刺激になるんです。
触られることで、乳幼児の脳内細胞(シナプス)が爆発的に増加するので、良い脳ができるんですよ。ですから、ふれあい遊びは赤ちゃんの脳を刺激をして、脳の機能を高めるためにとても良い遊びなんです。

人格って大切ですよね。
いくら勉強ができても、”ひととなり”ができていなかったら? 人格の形成の基礎(やさしさ・思いやり・責任感・誠実さ・家族への協力など)が育っていなかったら? 友達もできない、信頼もできない人になってしまっては困りますね。

3歳までにスキンシップをたくさんした親子は、信頼関係(絆)が出来上がっていきます。信頼関係が土台となって、躾や勉強もできるようになっていくのです。
しかし、土台がないところに躾を厳しくしても、勉強をいくらさせても、自分に自信が持てないまま、性格がゆがんでいくかもしれません。


6歳までには、脳の90%が完成すると言われます。
9歳までには、ほぼ大人の脳と同じくらいになるのだそうです。
昔から「”つ”の付く年まで」と言われるように、9つまでは「脳の基盤づくり」「心の土台づくり」「生きる力の根っこづくり」を意識して育てていきたいものです。

反対から言うと、3歳までに親子の絆、9歳までに心の土台ができている子は、大きくなってからが楽なのです。大きな根っこがあれば、自然と自分の力で育ちます。賢い頭があれば、自分で考え、知恵を使って生きる術を学んでいきます。

親が手出し口出ししなくても、ちゃんと自分で軌道修正しながら育っていくものです。ただし、何度も言うように3歳までにどう育てたかが重要なんですね。

3歳までに良い脳をつくり、6歳から知識の習得です。
塾や習い事をさせる前に、やらなければならないことがあるということです。

乳幼児期に愛情を手抜きしておきながら、大きくなって溺愛してもね…。
手抜きしていいところと悪いところがあるということを
ママたちに知ってほしいな、と感じている今日この頃です。

乳幼児期育児の重要性

勇気を持って子どもを託してみる