平成27年12月から、50人以上規模の企業では、ストレスチェック制度が義務化されました。職場での衛生管理者等の選任及び衛生委員会等の設置と活動が義務付けられているのはご存知かと思います。

定期的に労働者のストレスの状況について検査を行い、本人にその結果を通知して自らのストレスの状況について気付きを促し、個人のメンタルヘルス不調のリスクを低減させるとともに、検査結果を集団的に分析し、職場環境の改善につなげる取組です。

弊社は50人以下の企業ですが、制度施行される前にスタッフ全員のストレスチェックを行いました。
50人未満の企業では、以前はメンタルヘルス不調を訴える社員がいない企業も多かったためか、対策は必要ないと考えていたところも多いのではないでしょうか。しかし、最近は様々な規模で不調を訴える社員が出ており、その対策が求められています。

5分でできる職場のストレスセルフチェックを定期的に行うようにするといいですね。


昨今、心が病んでいる人が増えたといわれています。
『現代人の心は疲れている』という人もいます。

うつ病や自殺者の推移は下がることなく、最近では心の病に関する情報が報道されています。このような背景からストレスという言葉が頻繁に使われるようになったのでしょう。

心が疲れた状態は、「落ち込み」や「意欲低下」、「やる気が出ない」など、自分が疲れる状態を連想することで何となく理解できるのですが、「心が健康な時ってどんな時?」と聞かれて、自信を持って答えることのできる人は意外と少ないものです。このことは、多くの人が心の健康を意識せずに生活しているからでしょう。


『心が健康な状態』とはどんな時?

『心が健康な状態』とは、1)人間的健康状態 2)知的健康状態 3)情緒的健康状態 4)社会的健康状態という、大きな4つのタイプに分けられるそうです。

1)人間的健康状態とは?
自分の人生の目的や意義を見出し、自ら自分の人生に積極的に関わろうとする状態のこと。

自分の人生や将来の展望に意欲的に取り組み、主体的に人生を選択していく姿勢は、心を健康な状態にたもってくれるものです。この健康状態を保ちながら、楽しく人生を歩んでほしいと思います。

2)知的健康状態とは?
現状を的確に把握し、その状況から適切に思考することができ、現実的な問題解決が可能な状態のこと。

仕事で失敗した時、失敗したことに混乱して自分の過ちにただ深く落ち込む状態ではなく、「なぜ失敗したのか?」「どうすれば次は失敗しないのか?」「自分のどこが悪かったのか?」など、冷静に分析して、知的に問題解決へと進み、次に活かせることができるような状態です。
ただ失敗に落ち込むのではなく、そこから何かを学び取り、次に活かそうとする意欲が重要になってきます。

3)情緒的健康状態とは?
自分の感情に正直に反応し、的確に表現できる状態のこと。

例えば、本当は悲しくて泣きたいのに、笑顔でごまかしたりする場面を思い出してください。その場の雰囲気などで、自分の感情を素直に出すことが適さない状況もありますが、自分の気持ちを素直に表現できない場面が多くなると、私たちの心は疲れてしまいます。
自分の感情を他者にぶつけてしまい、相手を傷つけることは問題ですが、自分の気持ちを素直に表現しても相手に不快感を与えず、信頼できる人間関係を築けると、健康な心の状態が得られます。

4)社会的健康状態とは?
他者関係や集団という社会の中で、積極的に良い人間関係を築けること。

私たちは、社会という集団の中で生活しています。集団の中で生活している以上、その集団の中で自分の居場所を築けることが何よりも重要になってきます。
自分の居場所を獲得するには、人間関係を充実させることが重要です。対人関係を円滑にし、そこで居場所を築くには、他者と積極的に関わろうとする、コミュニケーション能力が必要になります。
自分が誰かを必要とし、そして誰かも自分を必要としてくれるように良好な人間関係が築けると、社会的な健康状態を保つことができます。


実は、『心が健康な状態』の背景にあるのが、自己肯定感だそうです。
自己肯定感とは、‘今の自分でもいいんだ‘と、自分自身を肯定的に認識できる感覚のことだといわれます。
このことは、心の健康に大きな影響を与えています。自分自身への肯定的な理解が深まると、心の健康を保つだけでなく、自信を得ることができるようになります。

自分自身に、「私は、自分のことをどう思っている?」と質問してみましょう。
「嫌いだ」と答えられた場合には、自分が今までに努力してきたところを振り返ってみましょう。結果はどうあれ、努力してきたことは間違いないのですから。

良いところも悪いところも、
まるごと自分を受け入れることから始められるといいですね。

0(ゼロ)の法則

この世は来世の序章