昨日、ある管理職の人に「どんな人になりたい?」と聴いたところ、
「以前、理事長が言っていた竹のような柔軟な人になりたいです」と語っていました。

そういえば、そんなことを言っていたっけな…と思い出しました。

この言葉は、私も昔、恩師から教わった言葉でした。
「竹のように」だけでなく、「お餅のようにやわらかい人になりなさい」と言われたことがありました。当時はどういうことだかわかりませんでしたが、今考えるといいニュアンスだなと感心します。
「つきたてのお餅のように、温かくて、やわらかくのびる、柔軟な人になりなさい」という意味だったのでしょう。

その上で、「竹のように強くなりなさい」と言われたんですね。
竹には節があるから強いのだと。

「人間の節というのは、『辛いこと、苦しいこと、乗り越えるべき問題、厄など』のことで、これがあるからしなやかになれるのだ。何もない人生なんてないんだ。自分に問題が降りかかったときに、しなやかに考えられるかで道がわかれてくるんだよ」とも教えてもらいました。

竹は風にしなやかに揺れて、めったなことでは折れることはありません。
でも、竹は風に立ち向かっているわけではないんですね。
風に抵抗しない、あくまでも自然体なのです。
風を受け入れることでしなやかに揺れています。

起こってきた出来事に対して、抵抗しないで受け入れる。
それから物事を柔軟に(お餅がのびるように)考えていけばいい。
しなやかさが人を強くするのだということですね。

人間は感情の動物ですから、ついつい好き嫌いで選んだり、自分の物差し・尺度で物事を図ろうとします。常識や体裁に囚われ、それに合わなかったら受け入れようとしない。
本当は、起こってきた物事を受け入れれば、柔軟でしなやかになれるのに…。

若い頃に教えていただいたことが、今度は自分が若い人たちに伝達しているんだなと思うと、
言葉って受け継がれてその人のものになっていくんだな、と思った出来事でした。

今できることをやればいい

無意識の中にあるものが意識化される