我が家の子どもたちがまだ小さい頃、子育てに悪戦苦闘していたときのことです。
近所のお世話になっていた先輩ママさん(当時50代の方)が、
「今は子育て真っ只中で、先のことは考えられないかもしれないけど、子どもを生きがいにしてはダメ。子どもを生きがいにしていると、いなくなった後空っぽになるよ」と、私に教えてくれました。
今になってその意味がわかるようになり、お陰で今の私の活動があると思っています。


我が子を生きがいにして、子どもをダメにしている母親。
我が子が巣立って、抜け殻のようになり精神不安定になってしまった母親。
我が子が巣立って、夫婦だけになって冷え切ってしまった家庭。

私が受けている相談の中には、そんな背景が見え隠れする人もいます。


我が子は可愛いですね。
でも、母親と一心同体ではないから、子どもの人生と切り離して考えなくてはなりません。「そんなことは言われなくてもわかっている」と言われそうですが、自分と子どもを切り離して考えられない母親が多いことも事実です。

母親はスムーズに子離れするために、子育て以外に自分の生きがいを見つけることが大切です。

そして、親離れするための準備の育て方というのもあります。
乳幼児期の親子密着時期に、たくさん触れ合うこと。抱っこしたり、一緒に遊んだり、話しかけたり、赤ちゃんに安心感と愛されている実感を持たせてあげることです。そして、3歳くらいになったら、だんだんと自立を促してあげる。子育ての目標は自立させることでもありますから、自分のことは自分でできるように育てることが大事です。

本当に、子どもが小さいってだけで救いなんですよ。
子どもが困った人に育ってしまった後に、どうしたらいいかと相談される人がとても多いのです。「ああ、あの時に、もっと子どもと関わっておけばよかった・・・」と言われる方もいますが、育ってしまったあとで軌道修正するのはなかなか難しい。時間もエネルギーもお金もかかります。「10年前に戻れるなら、1億円出してもいい」と言われた方もいましたが・・・。

子育ては、育ってしまってから勉強するのではなく、なるべく子どもが小さいうちに、母親も若いうちに‘転ばぬ先の杖‘として、勉強してほしいなと思います。


「私ならできる!」と言ってみよう

約束が約束でなくなるとき