昔、大勢の人たちの中で、ある先生からこんな話を聞いたことがありました。

「どこにでもある石だと思って通り過ぎれば、ただの石ころに過ぎない。
※道端の石の少しの輝きに気づいて磨いたら、それは宝石かもしれない」



また、ある講座で、こんな話も聞きました。

「人は心でわからないことは、身につかない」


私の他にもたくさんの人がお話を聞いていました。
しかし、良くなる人もいれば、そうでない人もいました。

先生たちが言いたかったことは、

『いくら知識や経験があっても、
それを自分に落とし込んで
心でわからないと人は成長できない』


と言いたかったのだと思います。

(※道端の石とは、日常の出来事の例え)


人の話を聞いたら、
「それはどういうことだろう? 私はどうしたらできるだろう?」と考えるか、その場だけ聞いて「いい話だった」と終わるかの違いで、その後の進み方が変わってくるのだと思います。

本を読んでも、読んだだけでわかったと安心している人がいます。

本を書いた人も人間です。
価値観の違いもあれば、私情もあります。

活字にしてしまうと、それが全て正しいように感じてしまう人もいますが、世の中には様々な考え方があります。たくさんの考え方の中から、自分に当てはまるものを落とし込んで、自分が使えるくらい噛み砕いて、使っていくことが大切なのだと思います。

ですから、本を読むなら、様々なジャンルの本を読むことです。
人の話を聴くなら、色んな立場の人の話を聴くことです。

そして、人から教えてもらったこと、本で読んだこと、自分で気づいたことをその場だけ「良かった」とするのではなく、自分の中で熟成させていくことです。

同じ出来事でも、受け取り方次第で、
石ころにもなり、宝石にもなり。

道端の石が自分にとって大切なものになるかどうか、
見極める心眼を持ちたいものですね。

足りないくらいがちょうどいい

点滴穿石