以前住んでいたご近所の○さんのお話です。

小学生から幼児までの3人のお子さんを持つAさんは、人付き合いが苦手なママさんでした。ある日、幼稚園の息子がお友達とトラブルになり、相手の親御さんに自分の子育てのことで意見されたそうです。
○さんは自分の考えがあってのことだったのですが、それを伝えることができずに毎日悶々としながら息子を幼稚園に通わせていたそうですが、結局、3か月後に幼稚園を退園したそうです。
数か月後、「ここなら伸び伸びできる」と見つけた幼稚園に移園しましたが、やはり子ども間のトラブルはなくならないもので、また相手の親御さんとお話をすることになり、憂鬱な日々は無くならなかったそうです。

○さんの壁は、「人間関係の壁」だったのですが、それは、「自分の考えや思いを相手に伝え、理解してもらう努力をすること」だったのです。「どうせ言っても無駄。私の気持ちなんかわかってくれない。わかってくれなくてもいいや」になってしまって、相手と心を通わすことや共感すること、共感されることを自ら拒否していたのです。
そうするとどうなるか?というと、”相手も同じように、自分を拒否しているような態度に感じてしまう”のです。

相手にされていたことは、実は自分が以前から発信していた見えないバリアのせいだったのかもしれません。
そのバリアを破いてくれようとしている相手が、実は壁になってくれている相手であって、そこから逃げてもまた同じような人が必ず現れるということなのでしょう。

その壁を乗り越えることができればもう同じ壁は現れないのだけれど、今度は違う壁が現れます。でも、壁を乗り越えた自信ができれば、次の壁は以前の壁よりも乗り越えやすくなるものです。

ですから、最初の壁をどう乗り越えたかが人生の課題なのですね。

人生で壁にぶつかったときどう出るかで、自分の今後の行先が決まるのかもしれないのです。壁を回避する道もありますが、別の道へ進む前に本当に壁を越えることができないのか、よく考えることが大切です。壁を乗り越えなければ、いずれまた同じ壁にぶつかります。

人生には、似たような壁がたくさんあります。
逃げて一時的に楽になっても、しばらくすれば、また同じ苦しみがやってきます。
いま一度、立ち止まって考えてみましょう。

なぜ、その壁が、今、自分の目の前にあるのか”です。
実は、神様があなたに成長してほしいから、用意された壁なのです。
神様は、人に強くなってもらおうと、ときどき壁を与えるそうですよ。
それも、タイミングよく、最適なものを、ピンポイントで与えてくれます。

障害物という壁です。
神様は人に、乗り越えられない試練は与えません。
勇気を出したり、知恵を振り絞ったりすれば、乗り越えられるはずです。

人から言われたりされたりしたことばかり考えてしまうものですが、実は「自分の捉え方や考え方の問題」ということなのです。

逃げるのは簡単ですが、何とかして乗り越えられないか、全力で考えてみましょう。
自分一人でできなければ、友達と協力してもいいでしょう。
少しタイミングをずらせば、何とかなるかもしれません。

人生とは、壁を壊すためにあるとも言えます。

今、目の前にある壁は、自分そのものです。
自分という壁を壊して、自分を乗り越えるチャンスなのですね。

ピンチはチャンスとも言います。
あなたの人生の最初の壁を乗り越えられるよう祈っています。

助けてほしいが言えない人へ

守・破・離