あなたは、コツコツ貯金してきた大切な財産を半分、
恵まれない人や困っている人たちに寄付することができますか?

自分の大切なものを半分、人に分け与えるというのはとても難しいことですね。

小さい子どもが、自分の大好きなお菓子や食べ物を半分に分けて、自分よりも小さい子に分け与えるということが、どれだけ難しいことなのかお分かりになるでしょうか?

「分け与える」ことのできる子どもというのは、精神レベルの高い子なんだそうです。

子どもが、兄弟やお友達に分けてあげているところを見ると微笑ましくなりますね。

子どもというのは、自分勝手で自分中心なもの考え方をして、欲しいものがあると泣いてでもねだるものですから、分け与えられる子どもというのは、親御さんや保育者が分けることを教えられてこられたのだと思います。

成長とともに、精神も成長するので、自分が欲しいと思う物よりも大切なものがあることを知ったり、我慢することを覚えます。分け与えられるということは、相手の気持ちを感じる力があるということで、『利他の心』の芽生えなんですね。

大人は、損得勘定がありますから、自分が損をすることはあまり考えません。でも、子どもはまだ損得勘定は発達していませんから、利他の心を育てるのにいい時期かもしれません。

私は我が子たちが小さい頃から、『分ける』ということをさせてきました。
1個のものをみんなで分けるのです。
パン、果物、ケーキなど、どうしても数が足りない時には、「どうすればいい?」と聞くと「分ける」と答えていました。

兄弟ですから、遠慮なくケンカします。
大きさが違うと文句を言ったりしましたが、結局は兄弟の中で折り合いをつけるのです。
決して、独り占めして食べたりはしませんでした。

ひとりっこは、兄弟で分けることができませんから、お父さん、お母さんや、おじいちゃん、おばあちゃんと分けたり、お友達と分けることを意識してあげるといいですね。

また、ふたりで分けるのは簡単ですが、3人以上となると難しいものです。
計算しなければなりません。
個数が多い物、ビスケット、飴、チョコレートなど、10個あるものを3人で分けると、1個あまります。余ったものはどうするかを考えさせることもいい勉強です。

今、分けることを学んでこなかった人が多いように感じます。
兄弟の数も少ないので、大事に大事に育てられている子どもが多く、
欲しいものがあればすぐに手に入る環境があるからかもしれません。
分けることをしなくてもいい環境で育っているのです。

そのような環境で育った人は、大きくなってからも分け与えることを思いつきもしない。
自分中心で物事を考え、育つ過程で身についた損得勘定が価値観になってしまいます。

人は徳を持たないと後で苦労します。
自分のものを人に分け与えることは、損ではないということも、
子どもの頃からの徳育で学ぶことではないでしょうか。

是非、子どもは分けることを教えてほしいなと思います。

子どものケンカと大人のケンカの違い

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