以前、ある子育て会議で聞いた先輩たちのお話です。

2人の息子さんのいるAさん(50代主婦で元保育士)のお悩みは、長男さんの不登校でした。
「保育士は子育てのプロ」というレッテルとプライドがあったのでしょう。子育ての悩みがあっても、人に聞くこということはせず、誰にも相談しないまま子育てしてきたそうです。気づいた時には、長男は不登校になってしまい「私の何が間違っていたのか?わからずにここまで来てしまいました」とおっしゃっていました。

3人のお子さんのいるBさん(50代主婦)は、子どもたちが小さい頃から子育てでわからないことがあったら、子育ての専門家の先生に相談したり、先輩ママたちに聞いてみたり、色んな人にたくさんのアドバイスをもらいながら育ててきたそうです。そして、子どもたちは皆自立し、立派な社会人になりました。

数年後、AさんとBさんにはそれぞれお孫さんができました。
ある日、お孫さんのことで、お嫁さんから子育ての悩み相談をされました。

Aさんは、どうしていいかわからなかったそうです。
Bさんは、昔、自分が教わった子育てを教えてあげられたそうです。

Aさん曰く、「教わっていないことは齢を取ってもわからないままだった。周りの人に素直に聞けばよかった。まさか孫のためになるとは思わなかった」とのこと。


いくら保育の知識や経験があっても、事、我が子の子育てとなると話は別です。先生と呼ばれた人は変に知識があるので、現実とのギャップに感情をコントロールできない人もいます。

保育の知識は、短大や大学で教わるでしょう。
でも、母親としての心構えや我が子の子育ては、誰から教わりましたか?

教えてほしいことは、素直に頭を下げて「わかりませんので、教えてください」と言わなければ誰も教えてはくれません。頭を下げられない人には、本当に自分の欲しいアドバイスはもらえないのです。

子育てをする母親にとって、一番必要なものは何でしょう?
それは、”素直さ”と”正直さ”です。
これさえ持っていれば、子育てにとって必要なものはほとんど手に入ります。

反対に、要らないものは何か?
見栄と体裁と、変なプライドです。

要らないものは捨てて、必要なものを得るのです。

知識だけでは、我が子の子育てはうまくはいかないよ、というお話でした。

自分の言葉で話しなさい

気づいた人がやる