小学生の子育ての相談で多いのが、『子どもの自信をつけさせたい』というもの。

母親自身も自信がなく、その結果、子育てや人間関係、仕事関係に影響が出ているというのです。「自分のようにはなってほしくないから、子どもには自信をつけさせてやりたい」と切実にいう方もいらっしゃいます。

しかし、子どもは思うようには育っていないのが現実。
自信がない子に限って、内弁慶のようです。
家では親に暴言を吐いたり、言うことを聞かないと言います。
その結果、お母さんはこれではいけないと、子どもにお説教が始まります。
でも、そのお説教が子どもの心に響いていないようなのです。

さあ、どうしたらいいのでしょうか?


自信とは、結果ですね。
自信が先に立つことはありません。
好きなことや得意なことの経験を積み上げて、自信につながるのだと思います。

往々にして親というものは、子どもの不得意なこと、嫌なこと、できないことを取り上げてできるようにしようとしますが、できないダメな自分を確認させることになってはいませんか?

子どもにとって、「正しさ」よりも「好き」の方が変われるのです。

自信を付けさせたいのだったら好きなことを思いっきりさせて、親は口を出さずに見守ることも大事です。ニコニコと笑って、冗談でも言っていたらいいじゃないですか。

こんなことを言うと、「うちの子の好きなことってゲームだから、それを思いっきりさせるというのは…」という意見が出てきます。しかし、親が”毒”と思うことでも、子どもにとっては息抜きができる”薬”だったりもします。『毒も必要』という言葉もあります。悪いと思うものをすべて遠ざけても、結局は親が見ていないところでやったり、他でそれを求めようとするでしょう。

世の中に出たら、毒と思われるものはたくさんあります。それに依存することなく生きるためには、免疫をつけることも必要な時もあります。そのうち、もっと魅力のあるものが出てくるのだと思います。

子育てで必要なことは、自信をつけさせることではないのです。
好きなことや興味のあることを早い段階で見つけ出し、伸ばしていくことです。
好きなことが見つからないから、ゲームをしているのかもしれませんよ。

子どもはひとりでゲームをするよりも、友達と外で遊ぶ方が楽しいようです。
友達との関係がうまく築けないから、内にこもっていくのかもしれません。

好きなことや得意なことがある子は、友達ともうまくいっているようです。

お母さん自身も子どもだけに目をやるのではなく、自分の人生をイキイキと楽しく暮らす工夫をしてくださいね。親のイキイキしている姿を見せてほしいなと思います。

自信のなさはOKとしましょう!



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