昔、私が子育て中の頃、子育てを教えてくれた男の先生が「お母さんたちは男の子を構いすぎる。放っておきなさい」と、おっしゃっていたことがありました。

今、自分が客観的に子育てを考えられるようになってみると、先生のおっしゃっていた意味がわかるようになってきました。

母親は息子が困っているのを知ると可愛そうだと思い、一緒になって悩み、答えを考えてあげようとします。

ここで言う”放っておく”とは、口出し手出ししないで見守っていることですが、母親というのは、どうしても放っておくことができません。息子が困っていると心配になり、可哀そうだと思い、ついつい「こうすればいいんじゃないの?」「お母さんはこう思うよ」と答えやヒントを与えぎる傾向にあるようです。

小学生の息子が「つまんない」と言えば、「友達と公園にでも行ってくれば?」「…でもする?」「一緒に出掛ける?」と、何する?コレする?と構います。
中学生の息子が「学校に行きたくない」と言えば、あれこれと手回しする。
高校生の息子が彼女を連れてくれば、いたたまれなくなる。

お嫁さんがきたらどうなっちゃうの…?
と思ってしまいます。

それに、母親というのは指示命令が多い。
「早く起きなさい」から1日が始まり、「ご飯食べて」「歯をみがきなさい」「(学校からの)手紙を見せなさい」「塾の時間だからいきなさい」「お風呂に入って」「宿題をやりなさい」などなど…。

これでは自分で考えなくても、お母さんが言ってくれる、やってくれると思い、親に依存してしまいます。”口出し手出しするから動かないシステム”になっているのですね。

それともう一つ、放っておいた方がいい理由があります。
母親は女脳で考えるので、あれこれと話をしますが、実は息子には伝わっていないことが多々あります。母親が何を言っているのかわからないのですね。
これはご主人も一緒かも…

その結果、「うるさいなー 黙ってて」と息子が言うと、「何なのその態度!あんたのために言ってあげてるのに!」となり、益々ヒートアップした結果、「うるせー くそばばぁ」と息子に言われるパターンが多いです。

男の子を観察してみると、
活発に動いていたかと思うと、何かを始める前にはボーっとしていることがあります。

母親から見ると、ボーっとしている暇があったら動けばいいのに、と思いますが、これは頭の整理をしている時間なのです。考えている時に横槍を入れられると、「うるせーな」となるんですね。その態度が気に入らない母親は益々口出しするから「くそばばぁ」と言われるのです。

ですから、放っておくのが一番。

というと、「でも、うちの子は言われないとやらないんです」ときます。
朝起こすから起きないのです。言うからやらないのです。

どうして朝起こすのか?
遅刻すると可哀そうだと思っているからです。
そう!まずやらなければならないことは、母親の考え方を改めること。
考えが変わらなければ、息子の状態も変わりません。

大きくなった息子に母親がやれることはただ一つ、見守ることです。
必要な時には、息子から必要だと言ってきます。
それを待つことが大事で、待てないから口出し手出しするのでしょう。

いずれは息子も自立させなければなりません。
母親が子離れできなければ、いつまでも子どもの足を引っ張ることになります。

男の子は、母親よりも父親の背中を見て育つものです。
大きくなったら、お父さんの出番です。
息子に男の背中を見せてやってください。
父親を尊敬する息子は親孝行ですし、頭もよく賢い子に育ちますよ。


7月20日(祝) 第一回 パパのための地域交流会が開催されます。

長年、地域のスポーツ少年団で団長を務めているエンカレッジ・ステーション(株)会長の松本が、『おやじの子育て』と題してお話をします。ご自分も3人の子どもがいて、上の息子さんたちはそれぞれ国立大学を卒業され大手企業や海外企業へ就職。その後、ご結婚されています。スポーツ活動を通して、今、子育て中だからお父さん・お母さんたちに伝えたいことをお話してくださいます。
是非、お父さんだけではなく、ご家族でお越しください。
講演会後は、交流会を予定してます。
私も出席しますので、聞きたいこと、子育て相談も受け付けます。
この機会に子育てについて考えてみませんか?
皆様のお越しをお待ちしています。

お申込み・お問い合わせ先
子育て支援センターすくすくくらぶ 0475-53-3473




親が短気だと、子どもは我慢のきかない子になる

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