今日はシリーズ4 ~サポータータイプ~です。

サポータータイプの人は、周囲の人の気持ちに敏感で、自分自身を抑えても、他のメンバーが協調関係を築くことにやりがいを覚えるタイプです。

自分が先頭を切って計画や目標を立てていくよりも、二番手、三番手になって支援していく方が得意です。

何かあったときにすぐに動き出すことはせず、他の人はどう行動するか、周囲が自分に何を期待しているかといったことに気を配ります。摩擦や対立を避けようとするために、自分を抑えてしまう傾向があります。

サポータータイプの人は、どんな質問にも応じてくれます。たとえ答えにくかったり、多少不愉快な質問であったりしても、表面にはあらわさず、いつも同じ調子で答えてきます。しかも常に、これでいいだろうかと、相手の受けとり方を気にしながら答える傾向があります。

このタイプの人は、人のことをいつも気にかけていますから、質問者の事情を直感的に感じ取って、相手のほしがる答えは何だろうかと、先回りをしてしまうことさえあります。

①サポータータイプの人に有効な質問の切り口
・日頃から評価していることを伝えながら、人が気づかないことを聞く
「○○さんはいつも頼んだ仕事を確実にやってくれるよね。ミスもめったにないし。ところで、後輩の××君はちょっとミスが多いように思うんだけど、実際はどんな様子なの?」
「仕事のことで確認したいことがあるんですけど、少しお時間にいですか?これで支障がないか、ぜひご意見を聞かせてください」

・威圧的な印象を与えないように聞く
「○○さん、教えてもらいたいことがあるんですが」
「ここまではいいんですが、ここが違うと思うんです。どうですか?」

「ちょっと!○○君!」「これ違うんじゃないの!」といった、急な呼びかけや余裕のない呼びかけに対して、サポータータイプは「責められているのではないか」と受け止める傾向があります。その結果、無意識のうちに自分を守ろうという防御の姿勢をつくってしまいます。

サポータータイプに対しては、「責めているのではないですよ」というメッセージを表情や声の調子など言葉以外でも伝えていくとよいでしょう。
また、サポータータイプは、相手の期待に応えようとするあまり、自分の意見や考えを殺してしまうことがあります。「これについてどう思う?」「何ができると思う?」などと、考えさせるような質問をすることも大切です。そうした質問は、上司が自分を尊重し、意見やアイデアを引き出すためにした質問として好意的に受け入れられるでしょう。

②サポータータイプにとって苦手な筆問の切り口
・意味もわからず、いきなり単刀直入に質問される
・今までやったことを認めないまま、いきなりいろんな質問をされる
・質問者のノンバーバルが威圧的に見える

サポータータイプの人は、自らはあまり主張しない分、相手の表現を敏感にキャッチします。
たとえば、呼びかける口調、言葉づかいなどに敏感に反応します。
「~さん」と呼ばれたいのに「君」「あなたねぇ・・・」などと言われると気分を害することがあります。だから、彼らの日頃の気配りに応えながら、彼らが普段話さないようなことを聞き取っていくことが、彼らの信頼を得るアプローチのひとつになります。

サポータータイプは頼みごとをなかなか断れない傾向があるので、頼まれたことが重荷になりずぎる前に、「ノー」と断ることの大切さを提案していくことも必要です。
つまり、相手に選択権があるということを伝えるのです。こちらの質問に対して、ノーと言ってもかまわない、その権利は君にはある、ということを明示します。それは、「君の判断を私は尊重するよ」と言っていることにほかなりません。「上司は自分の判断を受け止め、尊重してくれた」という意識が部下の中に残ります。

サポータータイプの人は、ストレスから体調不良になったりしないように気を付けてくださいね。


参考資料~質問の技術・質問ノート~

4つのタイプ シリーズ最終回 ~アナライザータイプ~

4つのタイプ シリーズ3 ~プロモータータイプ~