保健所の1歳半検診、3歳児検診で、親が対処に困っている問題の一つが、公園などでの幼い子が集まる場所でのおもちゃの取り合いやケンカのトラブルだそうです。

兄弟げんかなら、毎日家の中で繰り返されているので、親も遊びにケンカはつきものと思って対処できます。ところが、公共の遊び場や集合住宅の公園などでは、他の親御さんとの付き合いなどを気にして、子どもの行動は頭の痛い神経をすり減らす問題になっているようです。

子どものケンカに口をはさんでもいいのか、それとも間に入った方がいいのかと悩むところですが、0~3歳以前の子どもは、まだ子ども同士で仲良く遊べる年齢ではありません。外へ連れ出すと他の子のおもちゃや遊びに興味をもっていきなり横取りしたり、他の子の遊びを邪魔したりします。叩いたり、突き飛ばしたり、噛みついたり、暴力的な行動で遊びに突入する子どもたちは、まだ言葉がうまくしゃべれません。「入れて」「貸して」「どいて」などの挨拶ができないのです。やられた子どもも「やめて」とか「待って」と言い返せなくてトラブルになります。

言葉でコミュニケーションができない年齢の子どもは、まだ遊びの内容をめぐって互角にケンカができる年齢には達していないのですから、大人の対処が必要になるわけです。親としても神経をすり減らしているようなケンカなら、かたずを飲んで黙って見守るのではなく、目撃したら引き離し、「このおもちゃで遊びたいんだね」などと、子どもの意志の疎通を手助けしてほしいと思います。
言葉が話せるようになり、自分の意志や気持ちを伝えられるようになれば、自然とトラブルはおさまってくることがほとんどです。

3歳になると3年保育で幼稚園に行く子が増えて、公園では0~3歳前の子どもたちだけになってきました。異年齢の子どもとの関わりがますます少なくなり、ケンカも遊び方も学べなくなったようです。子どもの遊びの世界は、上の子が下の子へ伝達しながら広がっていくのだと思います。異年齢で遊んでいた昔では、このような問題はなかったでしょう。年長の子どもが下の子の面倒をみたり、まだ話せない子の代弁をしてくれたからです。
母親だけで子どもをみる時代になってから、トラブルが増えてきたのではないでしょうか。歴史からみれば、まだ最近のことですね。

私が子どもの頃、近所のおじいさん、おばあさんがよく子どもたちと気長に遊んでくれていました。集団で遊びながらケンカの仕方やルールやマナーも覚えました。子どものケンカもはじめは大人の関与があって、そのうち自分たちで意志の疎通ができるようになり、人間関係やコミュニケーションも、上の子たちのやることを見て学ぶのだと思います。

母親一人で子育てしている人は、同じ価値観を持つママ友達をみつけるか、サークルなどに参加したりして、皆で一緒に子育てしてほしいと思います。子どもはいずれ成長します。子育ての時期は今だけです。

ママ自身も友達をつくって、今を楽しんでほしいですね。


☆すくすくクラブのお知らせ☆

おおきなかぶ児童館では、6月より「子育て支援サークルすくすくクラブ」を開催します。妊婦さん、6か月~3歳までの子どもとお母さんで、楽しい遊びや読み聞かせなどを行いますので、子育て中の方は、お友達づくりにも、是非参加してみてくださいね。お待ちしています。


人間関係の境界線

女脳の特徴