先日、子どもの頃にひどいアトピーと喘息だったという30代主婦のAさんのお話を聴きました。私も子どもの頃、ひどいじんましんと貧血に悩まされていたので、辛かった気持ちはよくわかります。

Aさんと私は、子どもの時代によく似た環境や共通点がありました。
・両親の不仲
・アレルギー体質だった
・両親が共働きだったため、小学生の時から病院には一人で通っていた
・学校の勉強ができなかった 
・担任の先生が嫌いだった
・親元から離れたら病気が治った  などです。

そうです。Aさんも私も、子どもの頃のストレスがとても大きかったのです。
アレルギーという病気は、自律神経が影響していると言われます。
過剰なストレスが原因だという報告もあります。

ただ、Aさんと私の違いは、”内にこもるか”、”外に出るか”の違いだったのです。
Aさんは「自分が悪い」と自分のせいにして親の言うことをきいてきました。その結果、自分の気持ちに蓋をしたまま大人になってしまったところがあり、自分に自信が持てない、自分に軸がないのではないか、それがどこから来ている悩みなのかもわかりませんでした。

反対に、私の場合、中学生になって親や先生に反抗するようになりました。元々気性が激しい子どもだったので、私の反抗期には、親は手が付けられなかったのだと思います。中学1年生の頃は不登校でしたし、何度も家出をしていました。挙句の果てには、中学校を転校…。
できの悪い子どもでした。

子どもの頃は似たような環境で育っているのに、内にこもる子と外に出る子では、こんなにも違うものなんですね。

でも、外に出る子のほうがわかりやすいのです。
反抗期は自立の芽生えですし、親も自分の子育てを改めるきっかけになります。だから、子どもの反抗期は必要で大切なんですね。

私は親に迷惑をかけましたが、子どもの頃から思いっきり遊んだので道を踏み外しても自分にとって正しい”王道”に戻ることができました。
それに、子どもの頃の辛い経験があるから、子ども時代の大切さ、親子の絆の必要性、教育・保育の重要性がわかるようになり、今の仕事に繋がっているのだと思います。


本来なら、子どもはワンダーチャイルド(伸び伸びとした子どもらしい子ども)に育つことが理想です。インナーチャイルドを抱えたまま大人になってしまったら、その悲しみや苦しみは大人になっても解消されずに残ってしまうでしょう。

”病は気から”と言いますが、子どもは特に精神面の障害が体に出やすいのです。体に異常が出始めたら”サイン”だと思って、子育てを振り返ることが必要です。子どもにしわ寄せがきているのかもしれません。


こういう話を聴くと、「子どもは伸び伸び育てたい!」と思いませんか?
あまり細かいことを気にせず、おおらかに、健やかに育ってくれたらいいな、と思いますね。

そのためには、親自身が心に余裕を持っていなければなりません。
神経質にならずに、おおらかに、健やかな笑顔で子どもを育てる環境が必要ですね。

現実はどうでしょう? 
イライラして、細かいことに口うるさく、ついつい手出し口出ししてしまう、なんていう人も多いかしら?


それでは、どうして伸び伸び育てた方がいいのでしょうか?
「なんとなく、そうした方がいいから?」なんて思っている人はいないですか?
実は、ちゃんとした理由があるんですよ。

伸び伸びと育てた方がいいわけ

育ての目標は、‘良い子ども‘ではなく、‘良い大人‘になる事だからです。

良い大人とは、
・自己肯定感があり、自分も他者も尊重できる
・人柄がいい(人格者)
・自立心がある
・自分の人生に責任をもって行動できる

大人になって、大事なことは『人格』と『自立』だと思います。
その結果、得られるものが『幸せ』なのではないでしょうか。


子ども時代は多少道をはずれても、それも勉強です。
大人になって良くなればいいのではないですか?
好きな事を見つけて熱中することが大事です。

親がやることはただ一つ、子どもの関心や興味のありそうな方向に向けるだけです。

小さい時から楽しい音楽を聞かせていれば、音楽が好きになるでしょう。
絵画を見せたり絵本を読んであげたりすれば、絵に感動を覚えたり本好きになるかもしれません。
スポーツを一緒に楽しめば、身体を動かすことが好きになるでしょう。

その子が興味があることを見つけたら、それを伸ばしてあげるようにサポートすることです。
その道で上手になると、もっとやりたくなるかもしれません。
決して、親のエゴでやらせることとは違います。

習い事は、子どもがやりたいことなのか?
それとも、親が子どもにやらせたいことなのか?

みんながやっているから塾や習い事に行かせても、
興味がなかったら思うようには伸びません。
お金と時間がかかるだけで、親のストレスの原因になります。

自分の思い通りにいかなかったら、子どもに対して神経質になりイライラしてしまいます。中には、子どもの人格を否定する言い方になる人もいます。「バカ・愚図・のろま・嘘つき」などの子どもの人格を否定する言葉を頻繁に言われたら、子どもは間違いなく「自分はダメだ」「やっぱり無理だ」と自信が持てなくなったり、精神的自立ができなくなってしまうでしょう。もしくは、反発して非行に走るかもしれません。良い大人になるのは、とても難しくなってしまいます。

まずは、親自身の心の環境整備をすることです。
神経質になってイライラする原因は何なのか?
心配の原因はどこにあるのか?
自分を振り返り、心の衛生状態を改善する必要があるでしょう。

子育ての一番の環境は、親の心による影響が大きいのです。
心の中にある不要な感情は、子育てにとって障害になっているかもしれません。
これが改善されなければ、いくら子育ての知識やスキルを持っていても無駄になってしまいます。

子育てについての知識やスキルを得ることは、いくらでもできます。育児本を読めばいいのですから。しかし、親自身の心の環境を整えるということは、なかなかやれないのが現状です。

「子どものために、今の自分を変えたい!」と思うのであれば、子育てカウンセリングを受けてみられることをお勧めします。
是非、私のセミナーにも参加してみてくださいね。
子どもを伸び伸びと育てると子育てが楽しくなりますよ。

すべての子どもたちが心身症などの病気で苦しむことなく、
健やかにに育つよう願っています。

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