昨日、保育園にお迎えに来られたお母さんと少し立ち話をしました。
子どもさんがお母さんの姿を見て少しショックなことを言ったことで落ち込んでいる、というお悩み相談でした。

私は、子どもからショックなことを言われたことで落ち込んでいる事実を受け止めてあげることに加えて、少しアドバイスをさせていただきました。10分程の立ち話でしたが、お母さんはホッとした表情をされ、「先生に会えてよかった。スッキリしました」とおっしゃって、元気にお子さんとお帰りになりました。

私もお母さんのホッとした表情を見ると安堵します。
頑張っているんだな、これからもお母さんたちの支えになろうと思いました。


私はよく、保護者の方から悩み相談を受けます。
子育て支援センターでは、子育て相談室を担当しているので様々な悩みに出逢うことになります。そんな時、思い出す言葉があります。

自分の言葉で話しなさい

これは昔、恩師が私に教えてくださった言葉です。
自分の言葉で話すこととは、『自分の体験談や自分が感じた素直な気持ちを、人に話してあげなさい』と言う意味です。

私がお母さんたちと話す時は、自分の言葉で話すようにしています。
過去に体験した色んな思い、辛かったこと、悲しかったこと、楽しかったこと、嬉しかったこと、自分が感じたことをそのまま正直に話しています。それを聞いたお母さんたちは、自分の姿に照らし合わせて未来を想像していくから、遠くに光が見えたような気持ちになってホッとしてくれるのだと思います。

この『自分の言葉』というのは、リーダーにはとっても大切で必要なことです。
誰かの言葉や他人の体験談、本に書かれていることとは全く違います。
自分が体験したことが、人を感動させるというのですから、自分の言葉で話す人は、人を引きつける魅力のある人なのだと思います。

立派なことをしていなくたって、普通の生活の中でも感じることや気づくことはいくらでもあります。嬉しかったこと、悲しかったこと、辛かったこと、幸せだと感じたこと…。
そんな自分の体験談が、もしかすると人を勇気づけられるかもしれません。

同じ境遇の人がいたら、その時、自分はどんな気持ちでどう行動したのかを語って聞かせてください。相手の道しるべになったり、勇気が湧いてくるかもしれませんね。


人が話した言葉や本に書かれていることは、自分には責任がありません。
『自分の言葉で話す』ということは、『自分に責任を持つこと』だと思います。
それは人のせいにしないで、自分の生き方にポリシーを持つということです。

そのことを恩師は教えたかったのだと、今になってそう思います。
責任ある生き方を教えてくださった恩師に、心から感謝しています。

真の保育とは何か?

あなたは誰から子育てを教わりましたか?