子育て相談で多い年齢の一つに9歳(小学3年生)があります。
小学3~4年生はいわゆる「ギャングエイジ」と言われる時期ですね。
学校や家庭で様々な子どもの問題が多くなります。
いじめ、暴力、不登校、学習の遅れなど、親が知らないうちに問題が深刻化するケースもあるのです。

「ギャングエイジ」とは?

ギャングエイジというのは2つの意味があります。
1つ目は、「徒党を組む」ということです。大人に干渉されない、子どもだけの世界を持ち小集団で行動し始めます。
2つ目は、「悪さをする」時期のことです。学校で禁止されていることを隠れてやったりします。公園でBB弾をしたり、自転車で学区外まで遊びに行ったり、立ち入り禁止の場所に入ってみたり、石を投げてガラスを割ったりなど、悪さをするようになります。また、悪い言葉や暴言を言ったり、反抗期のような態度を見せたりもして、とても育てにくい時期だということが言えます。

最近の女の子のギャングエイジは少し早いようです。
小学2年生の後半くらいから変わる子もいますね。
女の子の特徴は、お友達にいじわるや仲間外れが多いようです。
学級経営ができないほど大きく発展することもあります。

女の子独特のいじめもこの頃から始まるようです。
手紙や交換ノートに「死ね」「うざい」「消えろ」などの言葉を書いてみたりするのです。
これを発見した時の親御さんのショックは大きいことでしょう。


この時期の子どもには、多かれ少なかれ変化が見られるものです。
親としては、「うちの子に限って」と信じていた我が子に裏切られた気持ちになってしまうかもしれませんが、これは大人になるためのシフトチェンジをしているのです。小学1~2年生は、まだ幼児の部分が残っているので幼いですが、小学3~4年生にもなると半分大人びた口調や行動が見られるようになります。悪い言葉も使ってみたがります。友達の影響が出やすい時期かもしれません。


小学校では3~4年生が重要学年!

学習面でも「9歳の壁」と言われ、教科も4教科(算数、国語、理科、社会)に増え、内容が難しくなります。9歳の壁を乗り越えられない「学習の遅れ」も問題になる頃です。

この時期の学習の遅れは、中学まで影響があると言われます。
この頃に学習の遅れを心配される親御さんが塾に入れるのですが、なかなか思うように成績が伸びないで悩む方もいらっしゃいます。塾に入れたからといって、子どもの成績が良くなるわけではないのです。問題は、意欲、根気、好奇心などの”見えない学力”と言われる『心の根っこ』にあるようです。

学習意欲は、実は幼児期の子育てや遊びの中にあります。
幼児期からの親子の信頼関係や質の良い遊びや体験が大切だということが小学生になるとわかります。

質の良い遊びとは、どろんこ遊び、自然遊び、創作遊び、異年齢での集団遊び、ごっこ遊び、絵画遊び、ルールのある遊び、かるた、トランプなどのカード遊びなど。体験とは、お手伝い、異年齢の関わり(ケンカや仲直りの経験)、親子で自然体験などです。幼児を持つ親御さんは、子どもの好奇心いっぱいに質の良い遊びや体験をたくさんせて、心の根っこを育ててほしいなと思います。


ギャングエイジの反抗はあまり心配する必要はありませんが、いじめだけは大人が注意して見てほしいです。小学3年生でいじめられて自殺したケースもあります。幼児期とは違い、命の話をしてもわかる時期ですから、命の大切さについて深く教えてもいい時期かもしれませんね。

気づいた人がやる

お釈迦様の説法