最近、自己否定する人が多いな、と思うことが多くなりました。
人の目を気にして、人に振り回されているようにも思います。
それは年代や性別、職種に関係なく起こっているようですが…。

これにも理由がありそうだな、何が原因だろう?と考えてみました。

よく観察してみると、根底に持っていなければならない「自己肯定感」や「自信」がないような口調や表情をされているようです。自分のことを認めることができていないのではないだろうか?そんな風に感じました。


自己肯定感とは?

「私は私でいい」という、自分自身を肯定・認めることを自己肯定感といい、自尊感情、自己評価ともいいます。これを自信と裏付ける人もいますが、単に何かができるという自信とは違い、自分は存在価値のある必要とされている人間なんだという安心感のようなものが根底にあるものです。
しかし、これが持てなくなると、人は心配な症状が出たり、気になる行動をとったりするようです。


自己肯定感が育っていなかったら?

自分の考えよりも人から言われたことを優先してしまうため、人に振り回されて落ち込んだり自分がないなど、悩みの原因になることもあります。人の目をきにするあまり、本来の自分を見失ってストレスで体に異変が出たり、出社拒否や引きこもりなど、気になる行動をとってしまったりするようです。


解決策は?

自己肯定感は、乳幼児期の子どもの頃に培われるものが大きいと言われます。
甘えを満たして安心感と自立の芽を育て、自分を大切に思う気持ちや存在価値を子どもの心に育てていくことが大切です。

しかし、もうすでに大人になってしまった人の解決方法というのは、「あなたはあなた、私は私」という境界線を引くことです。境界線を越えて、相手の領域に入ることを「境界侵入」といいます。

人の意見は、それなりに尊重すべきではありますが、他人が自分のことを知って言っているわけではありませんし、正しいとは限りません。まして、その人の言う通りに従わなければならない理由はありませんね。

最終的には自分で判断し、自分でどうするか決めればいいのです。
境界線を引いて、それを守ることは、自分を大切にすることであり、同時に相手の人格を尊重することでもあるのです。


境界線を引くこととは?

例えば、こんなことを人から言われた時、あなたならどうしますか?

1、「子どもが騒がしいのは、あなたの躾ができていないせいよ」
2、「息子さんには悪霊がついています。このままでは一家破産ですよ。祈祷料100万円です」
3、「お隣の息子さんが有名進学校に合格したんですって」

それでは境界線を引いてみましょう。

1、⇒小さい子どもが騒がしいのは、ある程度は仕方のないことだわ。騒がしくしてはいけない時にキチンといいきかせて言ったらいいんだわ。
2、⇒こうなった原因は、いろんないきさつがあったからで悪霊ではないわ。原因がわかれば改善できる。
3、⇒お隣の息子さんとうちの息子の目標は違う。それぞれの道で頑張ればいいんだわ。

もしも、境界線がなかったら?

1、⇒「あんたたちのせいで、お母さんは怒られたじゃないの!静かにしなさい!」
2、⇒「一家が破産なんて困ります。100万円払いますから何とかしてください」
3、⇒「あなたもお隣の息子さんに負けないように、勉強をもっと頑張りなさい!」

境界線が引かれずに、こうなってはいませんか?

境界線とは壁ではなく、生垣のようなものだといいます。
風も通るし、話もできる。そして、移動もできます。
今日は余裕があるから境界線を手前にして、相手の意見を取り入れようとか、
相手が機嫌が悪そうならしっかり防壁にしなくっちゃというように柔軟に変えられるのです。

境界線がないのはお互いに苦しいものです。
いつも馴れ馴れしく、ずけずけと入ってくる。
あまりにも頑丈な壁に閉じこもってしまう。
適切に、境界線を設定したり、変更したりできることが人間関係をうまくやれるということなんですね。

いい人間関係にしたいのなら適切な境界線を引き、それを守っていくことが大切ですね。

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