昨日、幼児の「どもり」についてご相談がありましたので、ご説明いたします。

話すときにどもってしまうどもり(吃音症)は、きちんと治療すれば克服できるものです。
早めに気づいてあげることで改善するのも早くなるでしょう。
どもりを気にして発音の練習などを強要することで、どもりがひどくなったケースもありますから、まずは親御さんに正しい知識を身につけていただけたらと思います。


吃音症(きつおんしょう)とは?

会話の途中で言葉が詰まったり、第一声がなかなか出せない、言葉を連続で発するといったようにスムーズに話すことができなくなる病気のこと。別名「どもり恐怖症」とも呼ばれています。

WHO(世界保健機関)では吃音症を「会話の流暢性とリズムの障害」としており、欧米などでは法的に障害認定している国もあります。日本でも基本的には医療機関で受診でき、健康保険が適用されます。

吃音の発症年齢は、言葉を覚えて話し始める2歳前後が最も多く、5歳以下の子どもで約5%、学齢期の子どもで約1.2%、成人では0.8~1.2%が吃音者だと言われています。

発症年齢と割合を見て分かるとおり、吃音症は小さな子どもに多い病気ですが、幼少期に吃音症(スムーズに話せていない)と自覚することはほとんどありません。また、どもりやすい言葉や場面、どもり方などには個人差があるため大人になっても気付かないことがあるのですが、自覚すると治りにくくなってしまいます。

どもりは2歳前後をピークに、5歳までの幼児期に最も現れやすくなります。
この時期に現れるどもりを「発達性吃音」と言います。
幼児期には右脳と左脳の言語脳野の機能分化がまだ進んでおらず、話す内容が頭に浮かんでから言葉として発するまでに時間がかかるため、多少どもってしまうのは仕方のないことです。

言葉を覚え、話し始めたばかりの子どもは話すことが楽しく、たくさんしゃべりたいという気持ちが先走って言葉がつっかえたりすることはよくあります。こういった吃音は通常、成長するにつれて自然に治っていくものなので特に心配する必要はなく、むしろ親があまり気にしすぎてはいけません。

幼児期に発症する吃音の多くは、親の厳しいしつけによる精神的ストレスやどもりを悪いものと思い込んでしまうことに原因があります。どもらない話し方を無理に教え込ませようとしたりどもりを叱ってしまうと、子どもは話すことに苦痛や恐怖を感じ、どもらないように意識しすぎて余計にどもってしまったりどもりを隠そうとして話さなくなっていきます。

そうなると、どんどん悪化してどもりが定着していき、幼児期を過ぎて大人になっても治らなくなってしまうのです。吃音症は意識すればするほど治療が難しくなるため、大人の吃音症は治りにくいと言われています。

幼児期の子どもが吃音を自覚することはほとんどありませんが、どもりを注意したり責めたりすると本人に意識させてしまい、悪循環になるので絶対に行ってはいけません。

幼児期のどもりにはあまり敏感にならず、温かく見守ってあげることが大切です。

~「吃音症(どもり)の原因・症状・治療法をまとめてました」より参考~

損して得取れ

結婚式