公園や保育園などでの子ども同士のトラブル、ケンカ、噛みつきなど…。
小さい子を持つ親や保育者は、どう関与すればいいのか?
本当に迷うところですね。

小さい子どもは、はじめからお友達と上手に仲良くは遊べません。
おもちゃを取ったり、奪われたり、叩いたり、蹴飛ばされたり、噛みついたり。
少し大きくなって言葉を覚え始めると、「バカ!」「ダメ!」と言ってみたり、言われたり。その度にショックで固まったように動かなくなったり、泣きわめいたり、暴れたりしますね。これらの事は、子どもの発育段階で特別なことではありません。

ケンカをしながら、相手にも自分と同じ気持ちがあることを知り、我慢するばかりでも主張するばかりでも楽しく遊べないことを少しずつ知っていくのです。楽しく遊べるまでの段階が、トラブルになるんですね。
おうちの方は、さぞかしハラハラドキドキご心配でしょうが、どうぞ遠慮しないで担任や園長に相談してください。

どうやら、子どもというのは悪気はなくても、目の前の物事が自分に都合のいいように見えるようです。自分中心で、周りが動いてくれると思っているところがあるのですね。
ですから、相手が思い通りにならない(自分と同じくらいの)子ども相手だと、まだ上手に自分の気持ちを話せないので、かんしゃくを起こしたりするのだと思います。

しかし、『噛みつき』は気になるところです。
噛みつく子の気持ちを考えてみました。
まだ自分中心の小さい子どもですが、緊張の度合いが強いと、歯を噛みしめたり噛みついたりします。
『爪噛み』は、対人関係の緊張の表れだと言いますが、噛みつく子もまた緊張の表れかもしれません。


噛みつく子の気持ちに寄り添う

噛みつかれた子どもは、大声で泣きわめきますね。
とても痛いのです。その痛さを泣くことで表現しています。
それを見た、噛みついた方の子どもは、先生からも叱られ、「大変なことをした」と初めて自分が悪いことをしたのだとわかるのです。でも、また数日後同じことをやっています。

「どうして、また噛むの?」と言ってしまいがちですが、それよりも、悪いことだとしっかり叱った後は、「○○ちゃん(くん)、心配しなくても大丈夫だよ」と言って、しっかり抱きしめてあげましょう。
噛みつきは、緊張、不安の表れの場合もあります。
安心させることが噛みつきを減らすことになるでしょう。

そして、噛みつかれた子のケアや手当をしたら、
噛みつかれた子の気持ちを代弁してやり、
噛みついた子の気持ちにも寄り添ってあげましょう。
「イヤだったのね」「怖かったのね」「おともだちといっしょに遊びたかったのね」と言って、
噛みついた子の気持ちを理解して代弁してあげましょう。
叱られるばかりでは、また同じことを繰り返します。
愛情を持って、『叱ると認める』ことのメリハリをつけてくださいね。

どの子もいい子です。この世に悪い子なんていません。
悪い行いの裏には、必ず理由があるのです。
「あなたはなんて悪い子なの!」
「何度言ったらわかるの!馬鹿じゃないの!」
と言うのは、子どもの人格を否定する言い方です。
それでは、子どもは「自分はバカで悪い子だ」と思ってしまいます。

悪いことをしたら、悪い行いを叱ればいいのです。
そして、なぜその子は悪いことをしたのか、
その理由を理解してほしいですね。


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