地頭力の本質は、「結論から」「全体から」「単純に」考える3つの思考力である。この3つの思考力は、訓練によって鍛えることができるものであり、地頭力を鍛えるための強力なツールとなるのが「フェルミ推定」である。

~地頭力を鍛える(著者:細谷功)より~


「本当に頭が良い人は地頭がいい」と言われる人がいます。

地頭がいい人とは?
「頭の回転が速く、論理的に物事を捉えられ、抽象的な概念の扱いに苦労しない」
「自分の考えを的確に伝えられる」
「相手の意図を正確に理解できる」
「必要な情報を集めて判断し、行動に移すことができる」
というような人のことを言うそうです。

冒頭の「地頭力を鍛える」では、その強力なツールとなるものが「フェルミ推定」と言っています。

フェルミ推定とは?

例えばこんな問題はどう答えますか?
「東京都内にあるマンホールの蓋の枚数は?」→知りません。
「スクールバスにゴルフボールは何個入るか?」→わかりません。

「不合格です!」

これは、googleの面接試験などで有名になった問題です。
一見、絶対に回答が出せないような難しい問に対して、回答を導き出す考え方のことを「フェルミ推定」と呼びます。

フェルミ推定では、回答を導き出すための考え方が重要視されます。

回答することが難解な解を導き出すために、文字通り推定するわけですが、とにかく数値を仮置きしていき、最終的にそれっぽい答えが出せればOKだそうです。

5分で理解するフェルミ推定 マンホールの蓋はいくつある?より~


”地頭力を鍛える”と言うと難しく聞こえるかもしれませんが、
これって私が小学生の頃によくやっていたことと何となく似ています。

例えば、こんなことです。

・木切れや段ボール、石ころなどの材料を使って何かを作ろうとする時には、完成させた形を予測して作っていました。
・春になると田んぼには、たくさんのレンゲの花が咲いていました。「この田んぼのレンゲの花って、どのくらい咲いているのかな?」と思い、大体の数を数えたことがありました。
・家の近くにあった大淀川の堤防でよく遊んでいました。季節が変わると匂いまで変わります。雨が降りそうなときには山の方から雲が流れてきて、肌で感じることができました。「今日は早めに家に帰ろう」と天気を見て判断していました。
・地域の子供会では、クリスマス会などを開いていました。大人の手は借りずに自分たちだけでイベントを進行していました。大きい子たちがやっていたことを、今度は自分が6年生になったときにやっていました。小さい子も楽しめるようにするためにはどうすればいいかなど、いろんなことを予測し、何日も前から準備をしました。

地頭力を鍛えることって、きっとこんなことなのではないでしょうか?

子どもの時から、全体を見るということをやっていたので、大人になってもそれができます。しかし、子どもの頃から自分のことだけしか見ていない、考えない、人の気持ちがわからないような人に、大人になって地頭がいい人になるとは到底思えません。

下地があってこそ、鍛えようもあるというものです。

何も難しいことではありません。
・子どもには、自分のことは自分で考えさせる習慣をつけさせること
・全体から見て考えさせること
・周りを見て判断させること
・相手の立場に立って考えさせること
・単純に考えさせること
・結果を予測させること

この積み重ねが、地頭をつくる基盤になるのではないでしょうか?

子育てって、手をかけるところとかけないところの判断が難しいですが、
それも単純に考えてみると、案外わかりやすかったりしますよ。

難しく考えがちな大人ほど、悩みや迷いが多く、
勉強はできても、とても地頭がいいとは思えない考え方と行動をするものです。

臨機応変な柔軟さも、子育てには必要なことかもしれませんね。

大体、適当、いい加減

出せば入ってくる