幼児教育を勉強された方なら誰もが知っているフレーベル(ドイツで幼稚園を世界で初めて創った人)ですが、「日本のフレーベル」「日本の幼児教育の父」と言われているのが、倉橋惣三(くらはし そうぞう)です。

倉橋惣三を通して、現代保育のあり方を問いた本が
こちら↓
無題
倉橋惣三と現代保育 (倉橋惣三文庫)
編者:津守真、森上史朗
出版社:フレーベル館

教育・保育関係者の皆さんは、既にご存じの本だと思います。

この中で倉橋惣三の言葉を紹介しています。
 
 そこには、
 野生でない自然がある
 温室でない培養がある
 放任でない自由がある
 抑圧でない管理があり、
 強要でない期待がある


「これが保育の真髄だ!」と、心打たれました。
幼児教育・保育・子育てに携わっている全ての人に伝えたい言葉です。

これを反対から言えば、
 培養でない温室 … 過保護・過干渉
 自由でない放任 … ほったらかし
 管理でない抑圧 … 感情的な態度
 期待でない強要 … 指示・命令 
が生まれやすいということを示しています。

保育園施設長としての立場で考えてみれば、
子どもが自ら育つ力を伸ばしていける「保育の環境」を整えることが
重要課題だということです。

環境には、人的環境・物的環境・自然環境がありますが、
施設長・園長は、特に保育士を育てる取組を行っていく必要があります。
というのは、物的環境にせよ、自然環境にせよ、それをつくっていくのは保育士自身ですし、子ども達の一番身近で触れ合う”保育士の人となり”が一番重要ではないかと思うのです。
ですから、保育士教育に力を入れることが、保育所(園)にとって最も優先してやらなければならない課題なのではないでしょうか。


保育士資格は、国家資格です。
保育士は専門知識を持ったプロであり、保育所(園)は保育のプロ集団です。
単に子どもを保育するだけが、保育士の仕事ではありません。
保育のプロとしての責務は、法律によって示されています。

保育士の任務と資質とは、
「児童福祉法」大8条の4には、このように書かれています。
「この法律で、保育士とは、第18条の18第1項の登録を受け、保育士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもって、児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関する指導を行うことを業とする」
つまり、保育士は、自らの持つ専門的知識と技術によって、児童の保育や保護者に対する保育指導を行うのがその業務になります。

そのためには、保育士に求められる倫理観が必要となります。
子どもや保護者にとって、保育士の言動は大きな影響を与えることから、保育士は高い倫理観をもって、子どもや保護者の援助にあたる必要があります。この「倫理綱領」は全国保育士会において定められています。

当園の保育士は、今一度、自分の保育を振り返り、自己評価・自己研磨をしてください。そして、保育士としての誇りをもって、常に保育の勉強を絶やさず、子どもとその保護者を全力でサポートしてほしいなと思います。

九十九里海岸に遊びに来てください

『休む力』を身につける