女性の方へ質問です。

生理が始まる3~10日前から、なんとなくイライラする、ゆううつな気分になる、腹痛や腰痛が起こる。でも、生理が始まると、ケロリと治ってしまうという体験をしたことはありませんか? 

男性の方へ質問です。

パートナー(奥さん、彼女)が、訳もわからず突然泣き出したり、些細なことで怒ったり、イライラしたりして、困ったことはありませんか?

もしかすると、それらの症状は、月経前症候群(PMS)かもしれません。


人によって、症状が続く期間や現れかたに差がありますが、PMSは女性の9割が体験しているといわれます。「自分では自覚していなかったけれど、そういえば思い当たる」という人も多いのではないでしょうか。

些細なことでイライラして、つい、まわりの人にあたってしまい、後で自己嫌悪におちいる…。こんなこともPMSが原因で起こることが多いのですね。
 

女性の方は、必要以上に自分を責めず、PMSについて知識を持って上手に対処すれば、症状が緩和されますので、焦らす自分の身体と付き合っていきましょう。

男性の方は、パートナーにPMSの症状が見られた場合、PMSについて理解し「自分のせいでこうなったのではない」と認識しましょう。そして、パートナーの支えになって、温かく見守ってほしいと思います。


心身にさまざまな症状が出るのがPMSです。

PMSが起こる原因は、ホルモンバランスの乱れや脳内神経伝達物質であるセロトニンの失調などが考えられると言われています。一般的には、月経開始の3~10日前から症状が現われ、月経が始まると軽くなる人もいますが、開始後も続いて、徐々に軽くなっていく人もいるそうです。

身体的な症状で現れやすいのは、下腹痛、腰痛、頭痛、肩こり、めまい、乳房のはり、冷え、下痢・便秘などで、食欲が亢進したり、逆に減退することもあります。
さらに、むくみ、にきび、肌荒れ、疲れやすい、眠くなる、などの症状も起こります。女性なら一度は経験しているかもしれませんね。

精神的な症状としては、イライラする、怒りっぽくなる、ゆううつ、無気力、涙もろくなる、不安感、性欲亢進または減退などです。さらに、仕事、家事などに集中できなくなり、攻撃的になって口論が増える、人づきあいが悪くなる、などの社会的な影響もみられます。

PMSを克服するためには?

自分がいつどんな症状が現われるかを自覚していることが大事です。
「生理前には不安定になる」と自覚しているだけで、いくらか苦痛がやわらぎますし、気持ちも前向きになります。「今、生理前でイライラしてるの。ゴメンね」と、友達や周りの人にあらかじめ断っておくのもひとつの手でしょう。


治療は対症療法がメイン

PMSの治療は、症状に応じた対症療法が行われています。
頭痛には頭痛薬、腹痛・腰痛には鎮痛剤、むくみには利尿剤、イライラには精神安定剤とそれぞれの症状をおさえる薬が処方されます。鎮痛剤がクセになりそうで心配だ、という人もありますが、月に数日、鎮痛剤を服用する程度では、まったく心配ありません。痛みを放置してストレスを増幅させる方が、心身ともに負担が大きくなります。

ただし、月経痛が強すぎる場合は、婦人科を受診することをお勧めします。
日常生活に支障が出るほどの月経痛は「月経困難症」と呼ばれ、治療の対象になっています。また、子宮の発育不全や子宮筋腫、子宮内膜症、感染症による癒着などが背景にある場合もあるからです。

さらに、前述の対症療法に加え日頃から、生活習慣をととのえて、適度な運動をすることも重要です。ウォーキングやジョギングだけでも、背中や腹部に筋肉がついて血行がよくなり、腰痛がやわらぐそうですよ。

バランスのとれた食生活をすることも大切

ビタミンE、ビタミンB6(ナッツ類、豚肉、レバー、新鮮な魚、アボカド、プルーン、レーズンなどに豊富)を積極的にとりましょう。逆にカフェイン、塩、砂糖などは控えるようにしましょう。

PMSは、排卵があって月経がくる人なら、誰でもかかる可能性があるそうですので、知識を持って自分でうまくコントロールしたいものですね。また、症状が強い場合は、婦人科を受診して、少しでも不快感をやわらげることも考えてみましょう。


月経前症候群(PMS)に関するサイト

森のブランコ

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