手のかからない子大人しい子の気持ちを、見落としてはいませんか?

私は毎日、保育園や学童保育の子どもたちを見ていますが、手のかからない大人しい子は特に注意して見ています。手のかからない子は、手のかかる子に比べて何かあっても見落とされやすいのですね。

今日はこんなことがありました。
小学2年生になったRちゃんが、学童の部屋の隅で悲しそうにうつむいていました。
Rちゃんはどちらかというと大人しく、わがままを言わない子です。
でも、時々黙って一人でいることがあるので気にして見ていました。

今日は見るからに悲しそうな顔をしていたので、「Rちゃん、どうした?」と声をかけると、「なんでもない」と首を横に振るのです。「いいから言ってごらん」と言うと、「お友達に仲間に入れてもらえなくて悲しかった」と話してくれました。
私はすぐに子どもたちを集めて、何があったのか聞きました。
そして、
「ふざけて仲間に入れなかったかもしれないけれど、自分がそうされたらどう思う?」
「Rちゃんは悲しい気持ちがしたんだって。悲しい気持ちのまま誰にも話せず、おうちに帰るところだったんだよ。明日はお休みだし、この気持ちのままお休みを送ることになるところだったね。これでいいのかな?」
「自分が嫌だと思うことを人にもしないこと」と話しました。

すると子どもたちは、涙目になりながら私の話を真剣に聞いていました。
そして、子どもたちから「ごめんなさい」とRちゃんに誤ってくれて、「このままでは良くないと思う。一緒に遊ぼう」と言ってくれ、Rちゃんも「うん、いいよ」と仲間に入って遊ぶことができました。

手のかからない大人しい子は、我慢強いのでしょう。自分の気持ちを抑えてしまいがちです。
嫌だといい返したり、自分の本音を言うことが少ないですね。
でも、その気持ちをそのままにしておくと、大きくなってから爆発してしまうかもしれません。
そうならないように、手をかけなくてもいいから、心を離さないようにしなければなりませんね。

反対に、大人しい子は大人から叱られることが少ないので、叱られ慣れていない子が多いです。しかし、返事や挨拶をしなかったら、ちゃんと叱ってあげることも必要なのです。

それから、手がかからないから「いい子」だと錯覚しないでほしいです。
本音で甘えたりすねたりしながら、子どもは育つものです。
それをダメだと否定せず、表面的な「いい子」を求めないことですね。
表面的に言うことを聞かせても、心の中では反発しているのですから。

子どもは、自分のことを認めてくれた大人の言うことを聞こうとします。
こちらが真剣に言えば、真剣に聞いてくれるものです。

一見、手のかからない大人しい子でも、本気で叱って、本気で誉めて接してくれる大人が好きなんですよ。

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