ある日のこと。
新米ママがイライラの相談をしてこられました。
小さい子どもにイライラして、強く当たってしまうのだそうです。

イライラして、怒りすぎて、落ち込んで、寝顔を見ながらあやまって、 
また、次の日も同じことを繰り返す…。
毎日が自己嫌悪で苦しいですね。


また、商談で某会社の女性営業の方とお話をした時のこと。
お話は子育ての話題になり、育児中だったころのお話をお聴きしました。
24歳の娘さんがまだ赤ちゃんだった頃に、朝、ご主人を見送った後、夕方まで赤ちゃんを抱っこしたまま玄関に座り続けていたことがあったそうです。

何時間も、何を考えてそこに座っていたのだろうと思うと、切なくなりました。

私にも同じような経験があります。
我が子が生まれ子育てに入ると、自分が子どもだった頃にどう育だってきたのかが、知らず知らずに現れてくるものなんですね。眠っていた自分の中の『インナーチャイルド』が、子育てに入った途端に目を覚ますのです。

インナーチャイルドとは?

『内なる子ども』という意味で、誰にでも自分の心の中に小さいときの自分を持っていることを指します。インナーチャイルド自体はいい意味も悪い意味もありませんが、インナーチャイルドセラピーでいう『インナーチャイルド』は幼い傷ついた自分を癒してあげる作業を指します。

ほとんどの人は傷ついた自己であるインナーチャイルドを抱えて生きています。とはいっても、私たちは普段は大人しく社会生活を営んでおりますが、ひとたびインナーチャイルドの傷に触るような出来事に遭遇すると、大人気ない行動に出てしまいがちです。

イライラする、キレる。
寂しい、悲しいなどのマイナスの気持ち。
わかってほしい、欲しいものはすぐ欲しい、という自己中心的な欲求など。
子どものような気持ちは、インナーチャイルドによるものなのです。

これが今、若い母親に多いそうです。


解決方法は、インナーチャイルドをなぐさめ、癒すことです。

子ども自身の欲求を満たされない家庭を”機能不全家庭”といいます。
子どもの欲求やニーズを満たしてあげられない親がいる家庭を指します。
そして、機能不全家庭で育った人は、たくさんの癒されないインナーチャイルドを抱えて生きていくことになります。大人になってから、何かをきっかけにして、この癒されていないインナーチャイルドの欲求が騒ぎ出すことになるのです。

イライラ、シクシクの原因は子どもではなく、親自身の心の中にいるインナーチャイルドが泣いている状態なのですね。


インナーチャイルド・セラピーをやってみよう!

インナーチャイルド・セラピーとは、自分の心の中の傷ついた内なる子どもに会いに行き、その時の感情の解放を手伝い、癒すためのセラピーです。

安全で静かな場所に、2つ椅子を用意してください。
(これをホットシートと言います)

幼い頃の自分をそこに座らせて、向かい合って会話をしてください。
子どもの自分の話を十分に聴いてあげましょう。
(これを「嘆きの仕事」と言います)

「お母さんともっと遊びたかったの」
「お父さんに、可愛がってもらいたかった」
「もっと話しをしたかった」
「あんなに頑張ったのに、ほめてくれなかった」


と、内なるインナーチャイルドが嘆いています。

それを、大人になり、親になった今のあなたが、
(これを「癒しの仕事」といいます)

「そうだよね。気持ちはよくわかるよ」
「さみしかったね」「つらかったね」「かなしかったね」「よく頑張ったね」
「大丈夫だよ」「あなたはもう、ひとりじゃないよ」
「私がついているよ。大好きだよ」


といって、子どものあなたをなぐさめてあげてほしいのです。


アダルトチルドレンが、生きづらさを感じたり、原因不明の心身症を抱えているとき、それはインナーチャイルドが無視されたり、抑圧されてたり泣いているときです。その存在に気づいてあげて思いの限りを表現させてあげ、しっかりと受け止め癒してあげることで、少しずつインナーチャイルドをもとのワンダーチャイルド(素晴らしい子ども)に戻してあげることができます。

トラウマとなった時期の子どもと対話することによって、自分の内側から大きな癒しのバイブレーションを感じることができたら、これからのあなたの人生を大きく変えていくことができるようになるでしょう。

あなたの子どももまた、インナーチャイルドにしないために。

悩むと脳の中が変化する

神様の仕業