一見するといい子、何でも大人の言うことをきく子というのは、実はとてももろい精神構造をしている可能性が高いのだそうです。

大木には大きな根っこがあるのと同じで、表には見えない『心の根っこ』の張り方が狭く弱いのかもしれません。一見したところわからなくても、思春期に入って崩れてしまう子もいます。


その一方で、伸び伸びと遊びながら、自分で考えて行動する経験をたくさんした子どもは、判断力・理解力・応用力・優しさ・思いやりなどの心の根っこが大きく強く育って、思春期に入っても臨機応変に踏ん張れるようです。

うちの4人の子どもたちも、人並みに反抗期がありました。
でも、周りの友達が非行に走ろうとしても、そこの判断力はあるようで、自分の将来(進路)を考えたらバカなことはできないと思ったようです。

自分の人生は、自分で決めたらいい。
ただ、責任を持って決めること。
自分が決めたことは、最後までやりぬくことを教えてきました。

今思えば、反抗期は子どもにとって大人になるために必要な”カギの付いたドア”だったのかもしれません。カギを持っている自分しかその扉を開けられないのですから。


手におえるのは9つまで

9歳くらいまでの子どもは、親の絶対的な庇護の下において、大人の作った環境に染まる時期でもあります。勉強を教えれば素直に覚えるでしょう。お行儀を仕込めばその通りにするでしょう。しかし、子どもの自由な遊びや発想を犠牲にしてまで、大人の価値観を押し付けて育ててしまった場合、そのツケは思春期以降の人生で現れてくるのだと思います。10代になれば、親の手には負えなくなるということです。子ども自信が、自分に自信を持つことが出来ずに、可能性を伸ばしにくくなってしまうのです。


我が家の青春期・思春期の息子たちは、反抗しながらでも自分の意見を持っています。親である私が心すべきことは、子どもの中で何が起こっているのかを子どもの身になって良く理解してやり、一歩引いたところで見守ることだと感じています。内面の成長を邪魔しないことも必要なのだと思います。

子どもは、何の問題もなく、真っ直ぐ綺麗に育つわけではありません。
いろんな葛藤があり、問題があり、乗り越えなければならない壁があるのです。
その壁を乗り越えるためにも、大きな心の根っこが必要なんですね。

その心の根っこは、9歳までの結果の見えない時期に、
たくさんの遊びや学びの経験・体験と環境から、大きく育つのだと思います。

まじめでやわらかい経営

言葉3割 行動7割