皆さんは「ダブルバインド」という言葉をご存知でしょうか。

ダブルバインドとは、日本語訳で「二重拘束」という意味です。
※「統合失調症患者」の家族のコミュニケーションパターンに多いと言われています。

二つの矛盾した命令を受け取った者が、その矛盾を指摘することができず、
しかも応答しなければならないような状態。

二重拘束(ダブルバインド・メッセージ)
①二人の人間の間で繰り返され、
②否定的なメッセージが送られ、
③それとは矛盾する第二の否定的なメッセージが同時送られ、
④どちらに反応しても罰せられ、
⑤しかもその事態から逃げてはならない

*言うことが矛盾している。
*言っていることと表情が違う。
*どちらを選んでも怒られる。

その矛盾のあるメッセージに対して反論できない、もしくは聞けない上下関係、状況であることがダブルバインドの特徴です。

要するに「モラハラ」の一種です。


ダブルバインドという二つの矛盾した命令を受け取った子が、その矛盾を親に指摘できないのに子は親に応答せざるを得ない状態を作ることで、溜め込むシステムが作られていくのです。
ダブルバインド(二重拘束)とはベイトソンという人類学者が統合失調症の子供をもつ家族を調査する中で発見したコミュニケーションパターンです。

まず最初に○○するな!というような禁止命令を出します。従わないと罰するという禁止令です。コントロールですね。そして次は条件付けをします。『親からの愛が欲しかったらいうことを聞けと無言のメッセージ』など。ここで不満や矛盾を子供は感じるとそこに強制的に第二の禁止令を発します。第二の禁止命令は『意見を言うことは禁ずる』です。このようにして子供が当たり前に必要とし欲する愛や心配などに条件を付け、欲しかったら、意見を言うな、従え、従わないと罰するぞ。と心に手錠をかけて無意識を縛っていくのです。

1、親が子供に言葉で「こっちにおいで」と言う。
2、子供が親の所に行くと、親は言葉以外の仕草や声のトーン視線など非言語部分で「こっちにくるな」というメッセージを送る。
3、こっちにおいでと言われたから言ったのに嫌な態度をされるので子供は混乱する。
4、そして離れることを禁止してこの矛盾からの不快感を食らい続けるように仕向ける。

ダブルバインド(二重拘束)で心に溜め込む仕組みを作られている人は気づこう!統合失調症患者の家族のコミュニケーションのパターンにダブルバインドが多い!より参考~


ここまで酷い事例ではなくても、私たち親も日常的にダブルバインドをやっている可能性があります。
・お手伝いをしないと怒られて、やったらやったで「出来が悪い」と怒られる。
・勉強しないと怒られて、勉強したらしたで「これではダメだ」と怒られる。
そう、どちらにせよ、結局怒られてしまう。

それに、だいたいが「脅迫形」とセットになっています。
・手を洗わないと、ご飯を食べさせないよ!
・勉強をしないで遊んでばかりいると、おもちゃを捨てるよ!
というのがそれです。

これは親がやりがちな躾の落とし穴です。
このような躾は、子どもの人格形成や性格に大きな影響を与えますし、親子の信頼関係は築けません。
親を信頼しなかったら、言うこともきかなくなるでしょう。

子育てにおいて、絶対にやってはいけないことが「ダブルバインド」(二重拘束)だということを、是非知ってほしいと思います。


統合失調症患者とは、幻覚や妄想という症状が特徴的な精神疾患をもつ人のことです。それに伴って、人々と交流しながら家庭や社会で生活を営む機能が障害を受け(生活の障害)、「感覚・思考・行動が病気のために歪んでいる」ことを自分で振り返って考えることが難しくなりやすい(病識の障害)、という特徴を併せもっています。


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