私が小学生だった頃、道徳の授業で先生が「お友達とは、みんな仲良くしましょう」と教えられました。きっと今の小学校でも同じことを言われていると思います。

しかし、実際にそんなことは難しいです。みんなとどうやって仲良くしたらいいのでしょう?意地悪をする子もいれば、苦手な子もいるのです。どうやって付き合っていいかわからないから、仲良くできなくて悩むし、傷つくのです。

皆と仲良くするのが道徳と勘違いされている人も多いかと思いますが、私は道徳の時間に人間関係を教えるのは難しいと思うし、だいたい子どもの心には響かないのではないかと思います。

「皆と仲良く」は正論ですが、仲良くすることが重要なのではなく、支障のない人間関係が築ければいいのではないかと思います。

徳育は人間らしさ(思いやり、優しさ、面白さ、誠実な心等)を育てるものですから、道徳とは人間らしい道を教えるということなんだと思います。だったら、徳のある人を育てるために、「徳ってなんだろう?」「徳がなかったらどうなる?」「ありがとうを言ってあげられる人ってどんな人?」を教えたり考えさせ、それを実行させればいいと思います。
そして何より、大人がその背中を見せなければ、子どもは学べません。

私は、子どもの頃からの『徳育』が必要なのだと思います。
そして、大人がまず人間らしさを見せることが大切なのです。

子どもはいずれ大人になります。
日本を支えていく人材になるのです。
徳のない人たちばかりになって、徳のない国になっては困ります。

若い人たちの中には、人の批判、不平不満、自分さえよければいい、というような、徳のない生き方をしている人がいます。徳積みを知らないのです。損得を考えて行動するよりも徳積みをする方が、後々自分に得として返ってくることがわかっていないのです。

結局のところ、損得を計算して行動する人より、徳のある人が得をするというのが世の中の常なのでしょう。
私は、子どもの頃から、そういう大人たちを幾度となく見てきました。

‘情けは人の為ならず‘です。
「人に親切にすれば、その相手のためになるだけでなく、やがてはよい報いとなって自分にもどってくる、ということ」


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