空の巣症候群とは?

40代から50代の女性によく見られる抑うつ症状。
子育てが終わり、子どもが家を巣立っていったあたりから出てくる事が多いので、こう呼ばれる。燃え尽き症候群、五月病などとも似通ったもの。子どもが自立し、夫は仕事で忙しく、構ってくれず、夫婦生活もないに等しくなり、涙もろくなり、夫の定年が近いというと、退職、即離婚といった方に展開していく事もある。
ウイキペディア フリー百科事典より~


私の身近でも、この症状の40~50代の主婦の方がいらっしゃいます。
子どもが巣立った後、毎日泣いて過ごしている方も実際にいらっしゃいました。

我が子の進学・就職・結婚など、おめでたい出来事なのですが、母親としての役目が終わったかのように、心が空っぽになって、寂しさや虚しさを感じて悲しまれる主婦の方が結構いらっしゃるのでしょう。

かと思えば、我が子が巣立った後に自分のやりたかったことをやって、イキイキとされている方もいらっしゃいます。

この違いはどこからくるのでしょうか?

空の巣症候群になる方には、共通点があるようです。
それは、子どもを生きがいにしていることです。
子どものためにあれこれ世話を焼いたり、心配したりすることが、母親としての自分の役目だと思っている。性格的には真面目で、なんでもチキンとこなす良妻賢母タイプの専業主婦の方が多いそうです。

子どもは小さいときのように、いつまでも親を必要とするということはない、と思った方が良いのかもしれませんね。
『自立』をするための反抗期であったり、『親離れ』だったりするのですから、その延長線上に‘親からの独立‘があります。これは自然な流れなのですが、それまで丹精込めて育てた我が子がいなくなると思ったとたんに「何を生きがいにこれから生きていけばいいの」と、生きがいをなくし、糸が切れてしまった凧のように何に繋がっていったらいいのかわからなくなってしまうのかもしれません。

だんだん子どもが親離れをするように、親も子離れをする準備をしましょう。

そのためには、”子育ての考え方と目標”を持つことが大切です。

私は、子育ての初期に、
 ・我が子は、親になるための勉強をするために天から授かったもの
 ・溺愛してはいけない。親は節度を持って、子どもを育てること
 ・世の中のために役に立つ人間を育て、世の中にお返しすること
と、先生から教わりました。

ですから、当初からそのように考えて子どもを育ててきましたので、親離れ・子離れもスムーズにいくことができました。子どもが選ぶ自分の進路についても、子どもの人生だと受け入れることもできました。

でも、親自身の生きがいにして子どもに入れ込むと、子どもが思い通りにならなかったとき、「可愛さ余って、憎さ百倍」になってしまうことがあります。そうなるとお互いに不幸です。

ですから、世の中にお返しするという考え方を基本に、親としての自分の生き方も考えなくてはならないと思います。

親の前に、一人の人間です。
親だけれど、子育てが終わった後の自分の人生って、実はとても長いのです。

子どもの人生は子どものもの。私の人生は私のものと思って割り切ることも必要です。
子どもには子どものやりたいことがあり、私は私のやりたいことをやってもいいんだ。と思うほうが、子どもにとってもいいことなんだ、ということを知ってほしいなと思います。


空の巣症候群にならないためには?
 ・子どもを生きがいにしない
 ・子離れの準備をする
 ・自分のやりたいことを見つける
 ・趣味や仕事に集中できる時間を持つ
 ・家庭以外の自分の居場所をつくる

これは、すぐにできるものではないですね。
子育て真っ最中の時期だからこそ、将来の自分の姿をイメージして、その準備を若いうちからすることが大切なのです。

親子が一番いい形で分離できるように、今を十分に楽しんで子育てしてほしいなと思います。

本音は聴いてみないとわからない

しあわせは自分でつくり出すもの